で、

そのヘビーメタルをデザインしたのが、当時新人だった永野 護(ながの まもる)氏。

冨野監督が大抜擢したそうだ。

永野氏は、なんとキャラデザインも担当し、独自の世界観もエルガイムに盛り込んだ。

余程、監督は永野氏の才能に惚れ込んだのであろう。

その後、ガンダム第二弾、ゼータガンダムのモビルスーツのデザインを

永野氏が担当している。


で、

この永野氏が足がけ30年も執筆中の漫画が

ファイブスター物語(F.S.S.、FSS)なのだ。

エルガイムで一部示した世界観を目いっぱい表現している。

が、しかし、

この漫画はオススメできない ヽ(´▽`)/

彼は天才デザイナーなので、FSSは

「漫画を媒体としたデザイン表現の場」であるからだ。

つまり、「パリコレ」ならぬ、「ナガノ・コレクション」なのだ。

ストーリーは、はっきり言って陳腐。

メカデザイン、キャラデザインの他は、

壮大な世界観と膨大な裏設定が売りの漫画である。

エヴァンゲリオン好きなら惹かれるかもしれませんが (´Д`)


なんせ主人公とヒロインが神様ですからねぇ。

まったく感情移入できません。

神の手の上で人間たちが踊らされているっていうストーリーだし、

作者はお伽話だから何でもアリだとのたまってるし、

キャラ達は「騎士」と呼ばれる超人がメインだけど

ドラゴンボールみたいに強さのインフレが激しいし (´Д`)


ホント、FSSは永野氏のデザイン本ですわ。

漫画としては2流です。

(つづく)