「ストラトの一番のオイシイところはハーフトーンだ!」

とおっしゃる方がいる一方で、

ハーフトーンに一切触れない方も多くいます。


私も後者で、ハーフトーンなんて昔は使ったこともなかったし

最近まで「別に良いとは思わん」と感じていました。

しかし、

ピックアップや配線など弄ってると、ハーフトーンが良い音がする場合があります。

つまり、

ハーフトーンがコモって使えない場合と

ハーフトーンから鈴鳴り音が出てきて良い塩梅の時です。


今回、キャパシタを同時に試した時に確信を得たのですが、

同じピックアップでも、キャパシタ(や配線材)によってハーフトーンの音が

まったく違ってくるということです。


私的には「ハーフトーンが良い」=「音抜けが良い」なのかなぁって。

歪み音の時はリアからの出音で良し悪しを判断します。

クリーン音では基本、フロントの音で判断しますが、

例えば、コンデンサーの比較でで甲乙つけがたい時、フロントとセンターの

ハーフトーンで比べます。

そうすると、CS69 ピックアップではビンテージコンデンサだと、

アルペジオがガラス?クリスタル?のような美しい音がします。

ていうか、ビンテージコンデンサを試すまで、どんなコンデンサを乗せても

「CS69のハーフトーンは使えねぇ」って感じでした。


一方、テキスペのようにセンターがリバースワイヤリングなのは

どうやってもコモってしまいますねぇ。

アメスペのセンターもわざわざリバースワイヤリングのSSL-1を買ってしまった。

ノイズをとるかハーフトーンをとるか、よく考えないといけませんね。


まぁ、ハーフトーンが良ければすべて良しではありません。

私的にはハーフトーンはあくまでオプションであって、

やっぱりフロント、センター、リア単独の音が大事で、メインです。


いやぁ、コンデンサ同時比較は大収穫でした。

「コンデンサで音が変わるわけねーじゃん?容量による差だけだ!」

なんておっしゃる貴兄、是非ともワニグチクリップで試してください。

否定しようのない差をもって違いがわかりますぜ!?