で、

アメスペとメキスタの、この音質の差はなんでしょう?

私のVOXのアンプからは、基本、ストラトの生音がそのまま増幅された音が出てきます。

両者のピックアップは違いますが、解像度は同レベルではないかな?

だから、生音とクリーン出音それぞれの音質の差は似通っています。


一番の違いは、アメスペの生音の音抜けが良いことです。

特に高音が段違いに抜けますね。

あまりに抜けが良いので、最初は高音が出ないと勘違いしていました。

特に1弦の12~21Fの音抜けは、まるで良い日本酒を飲んだ時に

口の中から喉へすーっと消えていく感覚に似ています。

まぁ、私はお酒をほとんど飲まないので、これがうまい例えであるかどうかは疑問ですが。

逆にメキスペはいまいち抜けない。普通。並。


そして両者、アタック音のあとに「ぼわぁっ」と倍音が実音を取り巻きますよね。

ここまでは同レベルに素晴らしい。

単純に倍音の量だけ言ったら、メキスタのSSL-1の方が多いと思う。

しかし、アメスペの場合、このあと余韻があるんです。

倍音をさらに包み込む「ほわーん」って感じ?

これがあると無いとで大違い。

これが決定的な差ですね。

これってなんだろう?

粘り?

よくわかりませんが、私はひょっとして「レゾナンス」ではないか?

と考えています。

つまり、アメスペのレゾナンスが深い、と。

アメスペのネックとボディの相性・バランスが良いのでは?

と思いました。

そうじゃないと、この差は「ネック材の差」になります。

越えられない壁にぶつかった気がします。