ポットやセレクターの端子に配線材をハンダ付けすることは、

ちょっと慣れれば、簡単に出来るようになります。

しかし

ポット裏へのハンダ付けは初心者には超難しい。

非常にハンダのノリが悪く、また、ハンダ除去も気が遠くなるほど時間がかかる。

ネットで調べてもこの悩みは多いように思える。

しかもピックアップ交換や配線作業なんて、そうそうやるようなものじゃないから

練習してプロのように上手くなる必要もない。

私は数々の失敗から、初心者による、初心者のためのポット裏のハンダ付け攻略法を編み出したので、参考になればと思いアップしようと思う。


①ポット裏の表面を削り落とす
これはサンドペーパーで撫でる、のような生半可ではダメです。メッキを落とすくらい鉄工用ヤスリで削る必要があります。

②Kester44に拘らない
ポットやセレクター端子と配線材はKester44がいいでしょう。しかしポット裏にはなかなか手強い。ここは作業第一と考え、使いやすいステンレスはんだ(私はホーザンH710を使用)も考慮する。

③配線材への予備ハンダに拘らない
ポット裏へ如何にハンダを乗せることが重要であり、配線材への予備ハンダなんか大した問題ではないです。ポット裏へハンダを乗せることに集中しましょう。

④高いワット数のハンダゴテを使いこなす
ハンダゴテがワット数違いで種類があることすら知らなかった私ですが、家にあった普通のハンダゴテ(30W)では、歯が立ちませんでした。40~60Wのハンダゴテが良いという人が多いです。
私は思い切って80Wのを買いました。その大きさにびっくり!
まず、普通サイズのハンダゴテに慣れてから、60W以上のハンダゴテを買いましょう。

⑤ハンダ除去方法は、ハンダ吸収線やハンダ吸い取り器だけではない!
ハンダは柔らかいのです。ニッパーやヤスリで除去した方が良い場合があります。過剰な熱によってピックアップやポットを壊したくありませんから。

⑥ポット裏へのハンダ付けをなるべく避ける
ここからが本題です。
私はなるべくポット裏へのハンダ付けはしたくないので、配線に工夫をして実験したところ、特にノイズも増えることなく問題なく良い音が出たので、これから説明していきたいと思います。