修理の件数で1、2位を争うのがバッテリーの障害です。
そんなバッテリー障害の中でも、最も多いのが「減りが早い」症状。
もちろん大きな原因は劣化なのですが、もう少し詳しくみていきましょう。
iPhoneを例に出して説明していきます。
バッテリーの寿命は通常2年程度
スマホの使い方によって長くなったり、短くなったり
バッテリーの寿命が縮む使い方
バッテリーの寿命が伸びる使い方
劣化以外の要因も、、、
不釣り合いなOS
本体基板の劣化
バッテリーの減りが早いのは交換すれば直る可能性大!
バッテリーの寿命は2通常年程度
スマートフォンのバッテリーの寿命は「大体2年程度」と言われています。
実際修理をしていて使用歴を聞いてみると、2年前後の方が多いです!
iPhoneの「設定」の中に「バッテリーの状態」という項目があり、
そこでバッテリーの消耗度合いを確認することができるのはご存じですか?
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」→「最大容量」
と選択することで確認することができます。
この数値が消耗度合いによって減っていくのですが、
1日に1回充電するとして、年に10%程減っていきます。
※私のiPhoneSE2は半年使っていて5%減りました。(2021/1/10現在)
そして、80%前後になると減りが早くてストレスを感じるようになります。
この辺りで「バッテリーを交換しよう」とか「機種変更しよう」という行動に出る方がほとんどなのです。
スマホの使い方によって長くなったり、短くなったり
しかし、スマートフォンの使い方によってバッテリーの寿命は変化します。
バッテリーに負荷をかけたり使用頻度が高いと劣化が早くなり、
使用頻度が低いとバッテリーは5年もつこともあります。
バッテリーの寿命が縮む使い方
バッテリーに負荷をかける使い方はこちらをご覧ください。
その他にも使用頻度が高く、
1日に何度も充電をしなければならないケースでも寿命が縮みます。
また、スマートフォンを落としなどして衝撃を与えることで、
バッテリーそのものに不調が出てくる可能性もあります。
バッテリーの寿命が伸びる使い方
劣化以外の要因も、、、
さて、ここまではバッテリーの減りが早い症状に対し、バッテリーの劣化が原因の場合の解説をしました。
実はバッテリーの劣化以外にも充電の減りが早くなる可能性があるんです。
不釣り合いなOS
iOSやAndroidなどのオペレーティングシステム(OS)というプログラムがスマートフォンを動かしています。
OSにはバージョンが存在し、機能の追加やセキュリティの強化。
または最新機種に対応するためのアップデートが日々繰り返されています。
「OSをアップデートすることは使える機能が増えるし、セキュリティが強化されるならアップデートしたほうがいい!」
と思うかもしれませんが、それは果たして本当でしょうか・・・?
スマートフォンにはその機種によって、処理能力が違います。
OSのアップデートによって、システム的な性能は上がるけれども、本体の性能は変わりません。
するとどうなるか?
自分は変わっていないのに、処理する仕事は多くなってしまいます。
RPGでいうならば、レベルが上がっていないのに強い敵が出現するようなものです。
ゲームならば倒すことで自分も強くなれますが、スマートフォンにはそんな能力ありません。
増えた仕事を処理するのに頭(CPU)をフル回転させなければならなくなり、それには電力が必要。
結果、充電の減りが早くなるわけです。
本体基板の劣化・損傷
最後に、基板についてです。
基盤というのは、まさにスマートフォン本体とも言える部分であり、
画面・バッテリー・充電コネクタなどの部品は基板に取り付けられて基板から受け取る命令通りに機能します。
そんな基板が劣化してしまうと
- 正常にバッテリーからの情報を読み取れなくなる
- 必要以上に電力を使う
- しっかり充電ができなくなる
バッテリーの減りが早いのは交換すれば直る可能性大!
といっても、大体の理由はバッテリーの劣化です。
使っていると常に本体が熱くて触れなくなってしまうというのであれば、本体の可能性が少しはあります。
OSが原因の場合も、消耗したバッテリーを使っている上に処理が多くなるので、
交換前よりはマシ。
な状態までは回復することができます。
要するに、、、
基板の劣化・損傷以外であればバッテリー交換で直る!
ということ
「充電の減りが激しいから」という理由で機種変更をお考えなら、
一度バッテリーを交換してみてはいかがでしょうか?
iPhone、iPad、Xperia、Galaxyなどなど
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