薗田君の場合
繰り返し言うが、プロになった(苦労してPGAのプロテストに受かった)、
あるいは、PGAのプロテストは受験せず、プロ宣言したところで、
「レギュラーツアー」に出場するチャンスを得られるのは、
本当にごくわずかなチャンスなのである。
仮に主催者推薦でも、JGAの予選会でもマンデートーナメントでも良いが、
たった1試合、出場出来たところで、2日間の予選敗退なら、経費は持ち出し。
完全な赤字である。
近場でも、練習ラウンド等の費用を含め、交通費、宿泊費を合わせて
10万円以上の赤字だろう。九州等の遠方なら20万円は軽く超える。
仮に2日間の予選を通過し、決勝トーナメントを戦って賞金を得ても
5位以下なら、来週のトーナメントには出れない。
翌日には所属コースに戻って、マスター室の仕事が待っている。
ほとんどの試合は、規定として、前週に5位以内に入賞すれば・・・
翌週のトーナメントにも出場可能であり、また、5位入賞は出来なくても、
上位に食い込み、マスコミ等で取り上げられて、次週以降のスポンサーの
目に留まれば・・・次週以降の出場のチャンス(主催者推薦)の
可能性もあるだろうか。
それだけ厳しい道のりなのである。
◆薗田峻輔プロ
薗田選手は、杉並学園時代、石川プロの2年先輩として、
キングと言われ、石川プロよりも遥かに期待され、且つ、実績も
残していたアマだった。
彼は、明治大学に進学したが、石川プロの活躍に刺激され、
大学2年生の秋、彼は大学を捨ててQTを受験した。
高校時代、関東アマ優勝、日本アマもセミファイナリスト。
またそれまでの中学高校の戦績は抜群である。
2007~2009までのアマの間、
JGAのナショナルチームメンバーである。
本当の実力(レギュラーツアーで戦って優勝争い出来るだけの)が
ある彼は、あれば、QTのファイナルまでは来るのだ。
薗田選手は、2009年、1stから登場した。
大学を中退も休学もしていないと言うが、
そんな事はどうでもいいが、彼は実力社会に来たのだ。
当時、彼には、日本アマのタイトルや日本学生のタイトル等は無いし、
面倒なPGAのプロテストも受験していないので、特別扱いは一切なく、
1stからの受験だ!
まず、1stをファイブエイトで、8アンダーで2位で堂々通過。
その後、2ndをサニーフィールドで、18アンダーで、またも2位通過。
3rdは、静ヒルズで、5アンダー7位通過!
セントラルでのファイナルのまず最初の4日間、
10アンダーで5位タイ通過し90名だけ5-6日目に。
(トップは11アンダー)
その後5日目(70)、6日目(76)は少しスコアを落としたが、
それでも堂々最終ファイナルQTを
22位で上位通過し、今年ルーキーイヤーとなり
飛躍の年となった。
彼の活躍は、決して運ではないだろう。
本当の(ツアーで戦っていけるだけの)実力があるから出来るのである。
今日はこの辺で。