夏場はバッテリー膨張に注意!iPhoneX/バッテリー交換 大阪市城東区よりご来店

 

今回はiPhoneXのバッテリー膨張にて大阪市城東区よりご来店いただいた修理をご紹介します。スマホに使用されているリチウムイオンバッテリーは繰り返しの充電や放電により劣化が進み、弱ったバッテリーでは膨張を起こしてしまうケースがございます。

特に夏の暑い時期は外気のせいでバッテリーが膨張してしまうことも多いですので、2年以上ご使用のスマホはぜひ一度バッテリーの交換修理をご利用ください。当店スマートクールアリオ八尾店ではiPhoneのバッテリー交換は店頭最短30分から、データそのまま交換修理を行っておりますので、ぜひお気軽にお越しくださいませ。

 

 

 

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リチウムイオンバッテリーとは

 

1. リチウムイオンバッテリーの基本構造と動作原理

 

リチウムイオンバッテリーは、以下の主要な構成要素から成り立っています:

 

  • アノード(負極)
    アノードは主にグラファイト(炭素)で作られています。リチウムイオンはこのアノードに蓄えられ、充電時にリチウムイオンがアノードからカソードへ移動します。

 

  • カソード(正極)
    カソードはリチウムコバルト酸化物、リチウム鉄リン酸塩、リチウムマンガン酸化物などの化合物で作られています。充電時にはリチウムイオンがカソードに移動し、放電時にはアノードに戻ります。

 

  • 電解液
    アノードとカソードの間にリチウムイオンを移動させるための液体またはゲル状の電解質です。一般的にはリチウム塩が溶け込んでいます。電解液はイオンが移動するための媒体となります。

 

  • セパレーター
    アノードとカソードが直接接触しないようにするための絶縁体で、リチウムイオンが通過できる微細な孔が開いています。セパレーターは内部短絡を防ぎ、バッテリーの安全性を保ちます。

 

  • 保護回路
    過充電や過放電、ショートなどの問題からバッテリーを守るための電子回路です。保護回路はバッテリーの寿命を延ばし、安全に使用するために不可欠です。

 

 

動作原理

リチウムイオンバッテリーの充放電サイクルは、次のように動作します:

 

  1. 充電
    充電器から電流が供給されると、アノード内にリチウムイオンが引き寄せられ、カソードからアノードへ移動します。これにより、アノードがリチウムイオンで飽和し、電池のエネルギーが蓄えられます。

  2. 放電
    電力が必要なとき、アノードに蓄えられたリチウムイオンがカソードへ戻ります。この過程で電流が流れ、外部のデバイスに電力を供給します。リチウムイオンがアノードからカソードへ移動することで、電気エネルギーが外部に放出されます。

 

 

2. リチウムイオンバッテリーの利点

 

リチウムイオンバッテリーはその特性から多くの利点があります:

 

  • 高エネルギー密度
    リチウムイオンバッテリーは、同じ重量または体積の他のバッテリー技術と比べて高いエネルギー密度を持っています。これにより、より長い使用時間やより小型化が実現されます。

 

  • 低メモリー効果
    メモリー効果がほとんどないため、部分的に充電しても容量の低下が少なく、充電回数に依存せずに使用できます。これは、ニッケルカドミウムバッテリー(NiCdバッテリー)のような古い技術に比べて大きな利点です。

 

  • 低自己放電率
    使用しない時でも自然放電が少なく、長期間の保存が可能です。これにより、長期間使用しない場合でもバッテリーの容量を保ちやすくなります。

 

  • 軽量・コンパクト
    高エネルギー密度により、リチウムイオンバッテリーは軽量でコンパクトな設計が可能です。これにより、スマートフォンやノートパソコンなどのデバイスが薄型化され、持ち運びやすくなります。

 

  • 環境への配慮
    リチウムイオンバッテリーは、他のバッテリー技術に比べて有害物質の放出が少なく、リサイクルの取り組みも進んでいます。また、リチウムイオンバッテリーの製造や廃棄に関する規制も整備されています。

 

 

3. リチウムイオンバッテリーの欠点

 

リチウムイオンバッテリーにはいくつかの欠点もあります:

 

  • 高コスト
    製造コストが高いため、リチウムイオンバッテリーは他のバッテリー技術に比べて高価です。特に、高エネルギー密度を実現するための材料や製造プロセスが高価になります。

 

  • 安全性のリスク
    過充電や過放電、物理的な損傷、過熱などが原因で発火や爆発のリスクがあります。これを防ぐために、保護回路や適切な充電器が必要です。また、バッテリーが膨張することもあり、これがデバイスの正常な動作に影響を与える可能性があります。

 

  • 温度依存性
    極端な温度環境(高温または低温)では、リチウムイオンバッテリーの性能が低下することがあります。特に高温ではバッテリーが劣化しやすく、低温では放電能力が低下します。

 

  • 劣化
    長期間の使用や充放電を繰り返すことで、バッテリーは劣化します。これにより、容量が低下し、使用時間が短くなることがあります。

 

 

4. リチウムイオンバッテリーの用途

 

リチウムイオンバッテリーは、幅広い用途で利用されています:

 

  • 携帯電話
    スマートフォンやフィーチャーフォンの主要な電源です。リチウムイオンバッテリーの高エネルギー密度と長いサイクル寿命が、スマートフォンの高い性能と長時間の使用を可能にしています。

 

  • ノートパソコン
    ノートパソコンのバッテリーとして広く利用されています。リチウムイオンバッテリーは、軽量で長時間の電力供給が可能であり、ポータブルなコンピュータに最適です。

 

  • 電動自転車・電動スクーター
    環境に優しい移動手段として使用されます。リチウムイオンバッテリーの高エネルギー密度により、電動自転車やスクーターの航続距離が長くなります。

 

  • 電動車両(EV)
    電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)のバッテリーとしても使用されています。リチウムイオンバッテリーは、電動車両に必要な高いエネルギー密度と充電効率を提供します。

 

  • ポータブル機器
    デジタルカメラ、タブレット、音楽プレーヤーなど、さまざまなポータブルデバイスで利用されています。リチウムイオンバッテリーの軽量性と高容量により、これらのデバイスのパフォーマンスが向上します。

 

 

リチウムイオンバッテリーが膨張する原因は?

リチウムイオンバッテリーの膨張の主な原因

1 過充電

過充電はリチウムイオンバッテリーの膨張を引き起こす主要な原因の一つです。リチウムイオンバッテリーは充電電圧に制限があり、通常は4.2V程度です。過充電が続くと、以下の問題が発生します:

 

  • ガスの発生
    過充電により、内部の電解液が化学的に分解し、ガスを発生します。このガスがバッテリー内部に蓄積すると、圧力が上昇し、バッテリーが膨張します。

 

  • 内部短絡
    過充電が進むと、バッテリー内部で短絡が発生する可能性があります。これにより、さらなる発熱とガスの発生が起こり、バッテリーが膨張することがあります。

 

  • 材料の劣化
    過充電によってカソード材料が劣化し、リチウムイオンの挙動が不安定になることがあります。これがガスの発生を引き起こし、膨張を助長します。

 

 

2 過熱

過熱もリチウムイオンバッテリーの膨張に大きな影響を与えます。バッテリーが高温環境にさらされると、以下のような問題が発生します:

 

  • 電解液の分解
    高温により電解液が分解し、ガスが発生します。ガスが内部に蓄積し、圧力が上昇することでバッテリーが膨張します。

 

  • 電極材料の劣化
    高温は電極材料の劣化を促進し、内部の化学反応が不安定になります。これにより、ガスが発生し、バッテリーが膨張します。

 

  • 内部短絡のリスク
    高温は内部短絡を引き起こしやすく、これにより発熱とガスの発生が進行します。結果として、バッテリーが膨張します。

 

 

3 内部短絡

内部短絡は、リチウムイオンバッテリーの膨張を引き起こす深刻な原因の一つです。内部短絡は以下の要因によって発生します:

 

  • 物理的損傷
    バッテリーが落下や衝撃を受けると、内部のアノードとカソードが直接接触し、短絡が発生します。これにより、急激な発熱とガスの発生が起こり、膨張が引き起こされます。

 

  • 製造不良
    製造過程での不良や欠陥が原因で内部短絡が発生することがあります。例えば、セパレーターの不完全な取り付けや電極の不均等な配置などが問題となります。

 

  • 過放電
    バッテリーが過放電状態になると、内部の化学反応が不安定になり、短絡が発生することがあります。これにより、膨張が引き起こされます。

 

 

4 劣化

リチウムイオンバッテリーは時間とともに劣化します。劣化は以下の要因で進行します:

 

  • 充放電サイクル
    バッテリーは充放電を繰り返すことで内部の化学物質が劣化し、性能が低下します。劣化が進むと、内部でガスが発生し、膨張の原因となります。

 

  • 長期間の使用
    長期間使用されると、バッテリー内部の電解液や電極材料が劣化します。これがガスの発生を引き起こし、膨張を促進します。

 

  • 温度変化
    温度変化による膨張と収縮がバッテリーの劣化を進め、内部のガス発生を助長します。

 

 

5 物理的な損傷

物理的な損傷もリチウムイオンバッテリーの膨張を引き起こす可能性があります。以下のような損傷が膨張の原因となります:

 

  • 衝撃や圧力
    バッテリーが強い衝撃や圧力を受けると、内部の構造が破損し、短絡やガスの発生が起こります。これにより、バッテリーが膨張します。

 

  • 不適切な取り扱い
    不適切な取り扱いや取り付けが原因で、バッテリーに物理的なストレスがかかり、膨張の原因となります。

 

 

 

リチウムイオンバッテリーの膨張を防ぐための対策

リチウムイオンバッテリーの膨張を防ぐためには、以下の対策が有効です:

 

1 適切な充電

  • 充電器の選定
    高品質な充電器を使用し、バッテリーの規定電圧や電流に従って充電します。過充電を防ぐために、充電器には過充電防止機能があるものを選びます。

 

  • 充電の監視
    充電中にバッテリーの状態を定期的に確認し、異常がないかチェックします。異常を感じた場合は、すぐに充電を中止します。

 

2 温度管理

  • 適切な使用環境
    バッテリーを高温や低温環境で使用しないようにし、適切な温度で保管します。特に高温環境では、発熱やガスの発生が進行しやすくなります。

 

  • 冷却対策
    バッテリーが高温になりそうな場合は、冷却装置を使用するか、通気性の良い場所に置くことで温度を下げます。

3 安全な取り扱い

  • 物理的な衝撃を避ける
    バッテリーを取り扱う際は、衝撃や圧力を避けるように注意します。また、バッテリーが破損した場合は、すぐに使用を中止します。

  • 正しい取り付けと保管
    バッテリーを正しく取り付け、物理的なストレスをかけないようにします。保管する際も、適切な方法で保管し、異常がないか定期的に確認します。

4 適切なリサイクルと廃棄

  • リサイクルの実施
    使用済みのリチウムイオンバッテリーは、適切なリサイクル施設に持ち込みます。リサイクルにより、バッテリーの材料が再利用されるとともに、環境への影響を減らすことができます。

  • 安全な廃棄
    バッテリーが膨張したり、劣化した場合は、安全に廃棄することが重要です。通常のゴミとして捨てるのではなく、指定されたリサイクル施設に持ち込むようにします。

 

 

 

iPhoneX バッテリー交換修理料金

 

 

今回バッテリー交換を行ったiPhoneXの修理料金は以下の通り。

お使いのスマホのバッテリー膨張が見られる際はぜひ当店スマートクールアリオ八尾店までご相談くださいませ。

 

iPhoneX バッテリー交換修理

修理料金:¥7,150(税込)

修理時間:約30分

 

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店舗情報

 

店舗名 スマートクール アリオ八尾店
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