ついにiPhoneが発売された。
メディアではiPhoneの国内電話市場への影響を論じている
その報道やiPhoneの情報を見ていて思ったこと
iPhoneは携帯電話業界のフェラーリではないか?
フェラーリも自動車として考えれば、燃費が悪い、室内が狭い、乗り心地が悪いなどネガティブな面もあるが、それを上回る点がある。官能的なスタイリング、すばらしいエンジン音などなど。
iPhoneを携帯電話界のフェラーリとすると始末に悪いことが一つ。
それはリンゴマークのフェラーリが800万だと言うことだ。
800万円といえば、鳴り物入りで販売された日産GT-R
これは機械としてみれば、世界最高だと思う
あの世界で一番タフだと言われているドイツ ニュルブルクリンクで市販車世界最高速。速い・安全・万全な整備体制など日本の工業製品の極地かもしれない。開発者の話を読むとその熱さも伝わってくる。
もし、フェラーリが800万だったらどっちを選ぶだろうか?
仮にそんな事が実現したとしても、台数的には市場へのインパクトはないだろう
しかし、それによって、車に対する新たな価値観を多くの人に知らしめることになるのでは!!
iPhoneの同じようなインパクトを市場に与えることのなるのではないか?
それは、感性・心地よさ
iPodやiPodTouchと国内メーカーの同等機を使うとよく分かる。
どちらが人間の感性に近い動作をするのか?心地よいのか
日本の携帯電話は機能的にはGT-Rと同じように世界最高
よくあのサイズにアンテナ、バッテリー、ワンセグチューナー、ICチップなどなど すごい
でも何かが足りない
これが日本のインダストリアルデザインの大きな課題
以前、努めていたオフィス用品メーカー時代によく思ったジレンマ
Appleの場合、スティーブジョブスというカリスマプロデューサーとそれを実現するジョナサンアイブを中心としたデザインチームや技術チームがいる。
日本企業にはすぐれたプロデューサーが少ない
その部分を解決しないと中国や韓国に市場を取られてしまう。
デザイナーの奥山清行さんは価値競争と言っている。
これを解決するには、メーカーだけでなくユーザーも大事
ユーザーがそのようなデザイン・機能に価値を見いだして積極的に購入の意志をみせないと。
原宿のショップに並んだ1000人以上の人を見て、たんにお祭り騒ぎとしてとらえるのではなく、改めてデザインについて考え直して欲しい
国内メーカーの1年後が楽しみだ