リバースモーゲージとは

最近、高齢者が有料老人ホームなどへ住み替える場合の手段や、老後の年金では足りない生活資金への充当手段として、この制度を利用する人も増えています。

この制度を簡単にいうと、「自宅を担保に、銀行から資金を借り入れる方法」です。

自宅を担保にしたからといって、家を売却するのではなく。自宅に住み続けながらも一定の融資をうけられる。のが特徴です。

投資や事業目的以外であれば資金の使い道は自由で、旅行や買い物、自宅のリフォーム、病気、介護への備えなど様々なシーンでの利用が可能です。

例えば、夫婦どちらかがか「要介護」状態となり、施設へ入所しなければならなくなった場合、この制度を利用すれば、元気な方の配偶者は自宅で生活しながら、融資された資金を施設の入居資金に充当していくことができます



リバースモーゲージーのメリットは、契約者の存命中は利息のみの返済で、元本は、契約者本人が亡くなった後で、相続人が担保となっている自宅を売却するなどの方法で返済することになります。もし、配偶者が融資をうけた夫よりも長生きしたりしても、利息を返しながら住み続けることも可能です

金融機関によっては、利息を借入残高に含める方式をとっているところもあり、その場合は、借入期間中の返済はありません。

この制度を利用するための条件は、一定の年齢以上(金融機関による)で「自宅が自分名義」であること。「単身か2人暮らし」「年金などの安定した収入」などの条件があります。

融資の対象となるのは、原則的に「土地付きの一戸建て」が対象となり、土地評価額の80%(90%)までが基本的な融資額となります。

しかしながら、民間の金融機関でリバースモーゲージを取り扱っているは、「三井住友信託銀行」「東京スター銀行」などの一部の銀行に限られていて、利用できるエリアも大都市圏(東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・京都・兵庫など)に限られているのが現状です。 

 利用上の注意

契約終了時には、借入残高を「一括返済」が原則です。

リバースモーゲージを利用すると自宅に「抵当権」が設定されます。

ですので、計画なしに利用してしまうと、契約者と同居している家族がいる場合、契約者が亡くなった後に住む場所を失ってしまうことにもなりかねません。

その場合、担保となっている物件を、相続人が処分せずに借入金を一括返済できれば、自宅を手放す必要もないのですが、やはり自宅を担保にお金を借りるわけですから、利用する際にはその後の「相続」のことも視野にいれておかねばトラブルの原因となってしまうことでしょう。

親がこの制度を利用していたことが、親の死亡後に判明してしまっては、残さた家族は大変なことになってしまいます。

この制度を利用する注意点としては、、返済や相続の意思を確認するためにも、配偶者、子も含めて家族全体で話し合い、利用を検討する必要があります。