新事業探索で必要となる、顕在化していないニーズを発掘するために

 

必要となる「洞察力」は

 

観察力、分析力、知識と説明してきました。

 

時代の変化により、分析力や知識は、AIにかなわない時がもう直ぐ先に見えていますが、

 

観察力は、そうも行きませんという説明をしてきました。

 

 

 観察力を発揮するには、先入観を持たずして冷静に観察をする必要があるので、

 

時に知識が邪魔をしてしまうこともありますが、

 

知識があれば、観察の時により深く観察できていたはずなのにということもあります。

 

知ってさえいれば、より違った視点で観察できていたはずなのにということもあります。

 

 分析も然りです。

 

幅広い知識に裏打ちされた分析には、説得力があります。

 

裏付けがない分析は、時には新たな仮説にしか過ぎないという具合です。

 

   観察と分析は、リサーチをする顧客の前で、自分の脳内で行われています。

 

先方が言った言葉や態度の観察から、何を意図されての発言かを瞬時に分析して、

 

次の会話をしているはずで、その分析には顧客と共通となる知識があってこそ

 

会話が成立し、本質的な課題や潜在的な課題を見抜くことにつながります。

 

 

 だいぶ遠回りをしてきましたが、

 

新事業探索をするために、洞察力を高めていくことが大切で、

 

そのためには、観察力、分析力、それを支える知識を強化していくことと、

 

何より、観察や分析によって「気がつく」能力(感度)を高めていくことが大切です。

 

勉強会を通じて、「発想法」を学びたいとの声をいただきますが、

 

=観察や分析によって気がつく能力(感度)のことを指されていると思っています。

 

 

 

 今回取り上げてきた内容は、私の拙い経験から申し上げていることで、

 

正しいか否かと判断できるものではないと思いますが、

 

日頃、テーマ探索に取り組んでいただいている皆さんの質的向上に少しでも

 

寄与できればと思う次第です。

 

 今後も、勉強会などを通じて、実感をしていただけるように工夫をしていきたいと思います。

 

今週も、明るく、楽しく、元気よく、そしてご安全に♫