本日は、お忙しい中お集まり頂きまして
ありがとうございました。
お陰さまで、夫せいじの一周忌の法要も
無事終えることができ、
夫も安心していることと思います。
これからも皆様の変わらぬご支援のほど
よろしくお願い致します。
せっかくですので、この場をお借りして
夫のエピソードを一つだけお話しさせていただきます。
去年、3月11日の東日本大震災。
私たちの住んでいる町は震度6弱でした。
今まで経験したことのない大きな揺れ。
壁にはヒビが入り、家がつぶれるような恐怖感を
初めて体験しました。
夫は、車で通勤していましたが
その日、会社から帰ったのはだいぶ暗くなってから。
地震の怖さでふるえていた私の不安を吹き飛ばすような
明るい声でこう言ったのを覚えています。
「停電で信号が機能していない道を、
お互いに【先にどうぞ!】と手で合図しながら
無事に帰ってこれたよ!!」
「日本人の譲り合い精神ってホントにすごいね!!
感動したよ!」
その後、疲れきった夫は
余震が続いているにも関わらず
いつも通りイビキをかきながら熟睡してしまいました。
また、地震のあと私たちの住んでいる町は
意外と早いうちに電気、水道、ガスのライフラインが
復旧したのですが
夫の後輩が住む会社の寮がある地域では
復旧が遅れていました。
そんな中、夫は
「ななちゃん!ご飯をいっぱい炊いてくれる?
後輩に持っていくから。」
「あったかいご飯があれば
みんな元気になれるでしょ!!」
と、頭にヘルメットをちょこんと乗せて
せっせと出掛けていったのが
昨日のことのように思い出されます。
こんな温かい夫に出会えて
私は本当に幸せでした。
体は無くなってしまったけれど
たくさんの思い出と
夫の残してくれた【人を思いやる心】は
私の中で生き続けると思います。
優しくて面白い、おとうさん、おかあさん。
頼りがいのある、お兄ちゃん。
いつも温かく見守ってくださる、ご親族のみなさま。
そして、ステキなステキな、おじゅっさん!←(ご住職のこと)
夫を通じて皆様と出逢えたことを、母親共々
感謝しております。
本当にありがとうございました!!
長くなってしまって申し訳ありません。
それでは、お膳をご用意致しましたので
お時間の許す限りごゆっくりなさって行ってください。
本日はまことに有難うございました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
2012年8月5日(日)記
七海
1人でも多くの方に、私の思いを伝えたいです
みなさんの応援はとっても嬉しく、そして励みになります
クリックよろしくお願いします
携帯の方→にほんブログ村 死別
ありがとうございました