今でも忘れられない言葉がある。




せいちゃんのお父さんが

遺体に対面したとき。




頬をゆっくりと撫でながら

消えそうな声で呟いた

小さな小さな言葉。




「・・・逝ってしもうたか・・・」




その一言が今でも耳に

残っていて・・・




思い出す度に

胸の奥がギュッと痛くなるしょぼん




そして

お父さんもお母さんも

大切な息子を失ったのに




私を一度も責めなかった。




それどころか

私を気遣って寄り添ってくれた。




それが、すごく嬉しかったし

逆に苦しくもあった。




せいちゃんの寿命を短くしちゃったのは

私のせいだと思っていたから。




私は料理が苦手で得意なものと言えば

から揚げだったり、脂っぽいものばっかり。




それに、一つのことにこだわり過ぎる

頑固で繊細な性格。




よく父が生きていたころに

「もう少しおおらかになれ!」




母からは

「世の中、黒と白だけじゃないのよ。

グレーがあってもいいんじゃない?」




と、よく怒られていた。




ようするに、自分の思う通りにならないと

スネて周りを不快な気持ちにさせちゃうのが

私の特技。




そんな性格に

せいちゃんも手を焼いていたんじゃないかな。




料理も野菜と魚中心で毎日ちゃんと

作ってあげていれば高血圧にもならなかっただろうし。




もし、自分に息子がいて・・・

結婚して何年かして亡くなってしまったとする。




私だったら、一番近くに居た奥さんを

どうしても怨んでしまうと思う。




それが、どんな死に方だったとしても。




ああ・・・こんなこと書いたら

傷ついてしまう人がいるかもしれないね。

ごめんなさい。




でも、ドラマのように

「なんで貴女がついていながら

こんなことになったのよ!!」




と、襟の辺りを摑まれて

前後にブンブン振り回されたりしたら




結構、それで胸のつかえが取れたのかもしれない。




そう。私は責めて欲しかったんだ。




一瞬だけでもいいから

気持ちをぶつけて欲しかった。




変な感情かもしれないけど、

子供が悪いことをして親にちゃんと怒られると

安心するっていう、あれかもしれない。




実際にそんなことされたら

今頃、この世にいないかもしれないけど(苦笑)




人間って、変な生き物だよね。

というか、私が変なのか。




せいちゃんのお父さん、お母さん。

それからお兄ちゃん。




ほんとの気持ちはどこにあるのですか?

ちゃんと、話せる人には本音を話してますか?




どうか、どうか・・・溜め込みすぎて

身体を悪くしたりしないでください。




泣きたいときは思いっきり泣いて

私の悪口も、(私に聞こえないように)

吐き出してね。




早いもので

来月は一周忌です。






 41歳バツイチ主婦☆もう1つの選択♪  41歳バツイチ主婦☆もう1つの選択♪  41歳バツイチ主婦☆もう1つの選択♪  41歳バツイチ主婦☆もう1つの選択♪  41歳バツイチ主婦☆もう1つの選択♪



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