約2年前に7万円の利益を
あげた往年の名機
Nikon F2T(Tは、チタンの意)
ロングセラー商品が大量に
ある市場には、ある特徴があります。
それが物語
例えば、このF2Tは、
かの植村直己のために開発された、
北極での撮影にも耐えうるほどの
強靭なフィルムカメラ。
※以下、Nikonサイトから一部引用します。
植村直己(以降、植村)は、日本を代表する冒険家である。日本人初のエベレスト登頂、世界初の五大陸最高峰登頂、北極圏12,000キロ犬ぞり単独走破、犬ぞり単独行による北極点到達成功など、数々の功績によって、1984(昭和59)年、国民栄誉賞を受賞した。
ニコン(当時:日本光学工業)が、植村のために一眼レフカメラ「F2」、「F3」をベースに製作した「ニコンF2チタンウエムラスペシャル(以降、F2ウエムラ)」と「ニコンF3チタンウエムラスペシャル(以降、F3ウエムラ)」について解説する。
北極に耐えるカメラを!
1977(昭和52)年6月、植村はニコンに、北極点犬ぞり単独行に用いるカメラを要望する。そして、植村はニコン大井製作所で設計、品質保証などの技術者と打ち合わせをした。「北極の天候は?」「気温や湿度は?」「カメラの使い方は?」「犬ぞりとは、どんなもの?」「どれぐらい振動があるのか?」植村は、技術者たちから質問攻めにあった。
「気温は、マイナス50°Cになるときもあります。氷の山を割りながらガタガタと走っていくので、振動は、階段を登ったり駆け下りたりするような感じです」という植村の説明で、極限の低温と衝撃に耐えるカメラでなければならないと技術者たちは理解した。
どうでしょう?
このような物語を感じる
ものに人は惹かれます。
だからそこ、年数がたっていても、
状態の良いものは高く売れるし、
物語性の豊富な商品が多いから
市場自体も安定してくのです。
究極のファンがいますからね。
海外ではニコンやキヤノンや
ペンタックスにオリンパス、
他にも数えきれないファンサイトや、
メーカーのホームページよりも
詳しい仕様サイトすら見かけます。
だからこそ、年数に関係なく
商売も成り立つわけです。
反面、利益と効率を
追求した販売形態。
それが、
新品無在庫せどりのような
物語性よりも
利益追求性
を重視したやり方。
これはこれでありだとは思います。
しかし、自動化には向かない。
(自動化システム同士の競争になりがち)
人気商品がすぐになくなる
相場が乱高下する。
新品無在庫に関しては、
全貌は完全には把握していません。
なので、間違っていることを
言っているかもしれません。
ですが、価格競争に陥りがち
なやり方ではあります。
新品は誰が扱っても同じ
ですからね。
売れる商品が見つかれば、
群がってくるのも容易に推測できます。
でも、中古はというとそうはいかない。
・機能上の不備
・使用年数
・利用頻度
・扱われ方
・環境の影響(くもりとかカビとか)
こういったものを総合的に
判断する必要があります。
いわゆる目利きですね。
先ほどのお話しのように、
ものすごいファンがいます。
販売者として、プロとしての
対応が必須なわけです。
ゆえに、一度身に着けたら強いです。
しかも、このような難しい商品で、
・市場安定性
・相場安定性
・幅広い支持者層
・マニアの存在
この四つのポイントを網羅した
商品の販売に関わる繰り返し
業務を自動化する。
いつも言っている
人の判断の不要な業務
ですね。
ライバルがどんどんいなくなる、
そこで全うな商売をする。
そこを自動化で手間をなくす。
そのためのシステム。
それがTWEyesカメラ版の
コンセプトです。