南北朝線が、友好の証として共同で作ったのが、ケソン工業団地でした。ところが、友好の証である工業団地を勝手に爆発してしまうという暴挙が起きています。韓国の大統領が代わって、雪解けから反目し合う様になった事を見せつける意味で行われています。そんなケソンですが、今日はこの都市の歴史的な背景について触れていきます‼️

 

上は現在の朝鮮半島の地図ですが、ソウルの北西にある開城(ケソン)の位置が分かると思います。右が工業団地の様子です!

 

 

高麗王朝の王都として 

 

高麗王朝を建国した太祖王建(ワンゴン)は、自身の出身地である開城に王都を置きました。当時は、松嶽と呼ばれていました。李氏朝鮮時代には、松都とも呼ばれ、松林が多くあるところです。

 

上はこの町の象徴的な建築物、開城南大門と儒学を教える成均館の現在の様子です。ところが現在は北朝鮮の都市なので、簡単に観光することはできません!

 

 

韓国歴史ドラマ太祖王建は、高麗を建国するまでの経緯を延々200話にのぼる大作でした。3回も観ましたが、百済、新羅、後高句麗がせめぎ合っていた時代背景がよく分かる建国ドラマでした。結局、王建が建国した高麗は、500年続きましたが、最後は元によって滅亡します。いずれにしても、開城が政治の中心でした。

 

李氏朝鮮時代のドラマ商道では、松都として頻繁に出てきます。

 

 

 

北朝鮮に今は属する開城は、ソウルから近くに位置していますが、今は遠い街になってしまいました。李氏朝鮮時代には、漢陽(現ソウル市)に都が置かれました。韓国の都を語る上で、ソウルと平壌(ピョンヤン)を除けば、開城は歴史ある都ということになります‼️

 

 

 

 

 

 

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