『世界一幸せな国・ブータン』が話題になった事があります。今の日本は、幸福な国でしょうか?国連主導で行われる以前の世界幸福度(Gross National Happiness)ランキングでは、日本は54位、ブータンは97位です。世界150の国をアンケートして、決められていますが、主な指標はGDP、社会保障、平均寿命などです。フィンランドをはじめてとする北欧の国々が常に上位にランクインしているのは周知の通りです!
今はランキングに載っていません⁉️
2013年の調査でブータンは世界で8位に、ランクアップした事があります。しかし、現在は世界幸福度の対象外になっています。理由は、インターネットの普及により、ブータン国民が他の国の生活レベルを知るようになったからです。
国民の大多数は、国が管理する土地で、農業に従事しています。実際、国民の中には、読み書きできない人もいるようです。農業以外で、輸出といえば、ヒマラヤ山脈の豊かな水資源を活用した水力発電により、インドへ電力を供給しています。
1970年代に、国民の幸せはGDPだけではないという独自の国民総幸福政策が浸透し、学校や病院の無償化もあって、国民はそれで良いと思うようになったのでした。アンケートの結果、国民の多くは「自分は幸せだ」と答えて、一気に幸福度をアップしたのでした。
国王夫妻共に民族衣装をまとい、国民目線でいる事が尊敬を集めています。
日本は、ブータンの農業に深く関わっており、両国の関係は良好で、現在の国王夫妻が訪日されています。また、国連総会においても、日本と同じ立ち位置を取ってくれています。国土の北側は中国と接しており、国土を一部取られるなど、中国とは立場を違えています。最大の輸出国インドとは不可侵条約を結んでおり、良好な関係を保っています。
何が幸せかの定義は、難しいでしょう!情報が遮断されたかってのブータンは幸せだったのでしょう。現在は、いろんな情報が飛び交っていますが、日本は国連主導の幸福度は、順位を下げ続けています。政治不信、GDPの伸び、健康寿命、女性の社会進出などで、差が広がるばかりです。どんよりとした閉塞感が、社会全体にあるように思うのは、僕だけでしょうか⁉️
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