僕は、魚市場が大好きな日本人です。というより日本人はお寿司を含め、魚の美味しさを一番知っている国民です。その事もあって、魚市場があれば、海外でも積極的に観光の途中に寄っていました。その度に思っていた事は、魚の展示方法や冷凍保存の仕方など、日本とは大きく違っていました。

上は、ニューヨークのフルトン・マーケットとその内部の写真です。豊かな漁場から漁れる豊富な魚が並べられていました。同じようにシアトル、サンフランシスコでも魚市場を見学しています。

 

 

  世界の魚事情

 

かっては世界一の漁獲量を誇った日本でしたが、魚の美味しさに目覚めた各国が積極的に、魚を取り始め、日本が減少する反面、世界の漁獲量は右肩上がりです。下の図でそれが分かると思います‼️

排他的経済水域以外への遠洋が減り、近海での漁獲や養殖に頼っているのが、日本の漁業の実態です。

ちなみに世界の漁獲量ランキングが下ですが、人口の多い中国、インドネシア、インドが漁獲量を大きく伸ばしており、日本は総合8位まで順位を下げています。

 

  国・地域名 (単位:万トン)
1 中国 1781
2 インドネシア 658
3 EU(28カ国) 544
4 インド 508
5 米国 493
6 ロシア 477
7 ペルー 381
8 日本 329
9 ベトナム 279
  その他 3752

 

上は、魚別漁獲量の推移ですが、ここ2、3年は更に魚が取れない様になっています。

 

の漁船が日本の排他的経済水域近く、あるいは侵犯してゴッソリサンマやマグロを取っています。特にサンマは良く食卓に並んでいたのに、今では高値がついて、おまけに脂ののった美味しいサンマが少なくなり、焼魚定食の定番がみられなくなりました。

 

 

  日本は、世界で2番目の魚輸入国⁉️

 

福島県産の肴を輸入してくれない中国から、日本は一番魚を輸入しています。実に不思議です!貝類など中国産がスーパーに増えたという感じはしますが、まさかこれ程とは思いもしませんでした。


 

 

僕の友人が、中国の天津でたこ焼きを始めたところ、全く売れず、イカを入れたら売れ始めたという食生活の違いを知らされました。逆にイカは、中国人も今では寿司ネタとして食べられています。タイやベトナムでは、エビの養殖が盛んで、日本向けに輸出している事は有名です!

 

海洋資源も、限りがあるものです。さらには食物連鎖についても昔、理科で習いました。温暖化により、「こんなところで、こんな魚が取れる」などというニュースが増えています。それにしても、わが家で一番人気だったシャコは、殆どスーパーからも寿司ネタからも消えています。おいしいシャコが食べたいものです!

 

 

 

 

旅のご用命は名古屋市中村区のJFFまで!