断っておきますが、我が家は仏教信仰ということになっています。曹洞宗派のお寺に先祖代々のお墓があります。但し、ぼく個人は、神様は自分の中にあると信じている人間です。

そんな僕がイスラム教に興味を持ったのは、イスタンブールを訪れてからでした。
 

 

  ショックだったアヤソフィア寺院

 

イスタンブールは、ヨーロッパを殆ど添乗してきた後に、出かけました。観光途中で寄ったかって東ローマ帝国の都であり、キリスト教徒の総本山であったアヤソフィア寺院が、4本の尖塔(ミナレット)を備えて、イスラム教の寺院になっていた事に驚きを隠せませんでした。

四つのミナレットに囲まれたアヤソフィア寺院とイスラム教色の強い内部の様子が上です!

ところが、僕たちが訪れた時、キリストを描いた壁画の顔を隠す様に絵具を塗ったり、白い布で隠したりしてありました。ただ、アヤソフィアの中には、下の様な壁画が残っていたのです。ただ、イスラム教徒が訪れるため、キリスト教関係の痕跡は見られなくなっています!

 

偶像崇拝禁止というイスラム教の教えは、その後訪れたカッパドキアのギョレメ洞窟内教会で、キリストの顔が塗りつぶされていました。

 

 

 

 

  イスラム教の教えはシンプル⁉️

 

もともと商人だったマホメット(今はムハンマド)が、神の啓示を受け、それをまとめたコーラン(今はクルアーン)をもとに、イスラム教はスタートしています。キリスト教の様な聖職者おらず、唯一ムハンマドの友人だった三人のカリフが広めて行ったものでした。

 

 

イスラム教は6信5行の教えだけです

 

イスラム教には、その根幹を成す5つの柱があり、ムスリム(イスラム教徒)に義務として課せられた行為です。それが下のムスリムに課せられる5つの義務です。

1.信仰告白 (シャハーダ): 「アッラーの他に神はない。ムハンマドは神の使徒 (予言者) である。」と証言すること。
2.礼拝 (サラー): 1日5回の祈祷をすること。
3.喜捨 (ザカート): 貯金の2.5%を貧しい人や支援が必要な人に対し施すこと。
4.断食 (サウム): ラマダン月の日中は飲食を慎み、自己を律すること。
5.巡礼 (ハッジ): 一生に一度はメッカに巡礼へ行くこと。

 

昨年の大ハッジの様子が上です。サウジアラビアのメッカが聖地です。

 

ちなみに、六信とは、神、天使、啓典、預言者、来世、定命 でした。神は唯一神アッラーであり、啓典はクルアーンのことです。預言者は、ムハンマドの事です。

 

 

お金がかからないのが、イスラム教が拡大した最大の理由だという事が特長的です。スンニとシーア派という分割はあるものの、誰でもが上の5つの行いをすれば、イスラム教徒になれるわけです。もうひとつの特徴は、クルアーンは今も昔もアラビア語で行われている事です。この辺が商人だったムハンマドの戦略だったのではないかと僕は思えてなりません。

 

 

 

 

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