長くポル・ポトによる教養のある男性を強制的に殺した負の歴史があったカンボジアは、外国資本を入れながら、急速な回復をしてきました。タイとの国境で抵抗していたポル・ポトは、多くの地雷を埋めていました。日本は、地雷撤去など平和貢献に尽力してきました。また多くの方が、カンボジアの学校建設にも尽力しています。

 

 

  クメール・ルージュの時代が残したもの

 

ポル・ポト政権は「クメール・ルージュ(赤いクメール)」と呼ばれた共産主義政党。 「原始共産制」の実現をめざし、銀行や通貨を廃止するなど過激な政策を実行に移した。 都市住民を農村部に移住させて集団労働を強要した。 医師や教師ら知識層を「資本主義の手先」として殺害したのでした。事実、プノンペンには、虐殺施設でもあるキリングフィールドという場所があり、僕も一度観光途中に見学しています。

もともと高校だった場所で、拷問や虐殺を行っています。現在は、博物館になっています。この場所とホーチミンの戦争犯罪記念館の2つは、アジアで見た施設でも、僕自身がショックを受けた施設でした‼️

 

 

 

  中国の影

 

中国の一帯一路政策は、ウクライナ侵攻により、北方面は、やや停滞していますが、自由で開かれたインド太平洋地域での活動は活発です。特に下の地図の様に、長く日本との関係を強化してきたカンボジアに積極的に投資を行い、遂に習近平ロードをプノンペンの環状道路と命名させるほど影響力を増しています。

 

   上は習近平大道と名付けた看板と実際の習近平ロードの様子です!

 

初めて、カンボジアを訪れたのが1989年の4月でした。当時は、やっとポルポトの影響がなくなり、日本は積極的にカンボジアに関わっていたと思います。観光資源に溢れた魅力的なカンボジアは、大いに発展していく事が想定できました。事実、ホテルを含めて、インフラ整備はされてきました。アピールの方法が上手いのでしょうが、日本政府をはじめ、企業とりわけ商社の動きが見えてこないのは、不思議です。

観光の中心地シェムリアップまでの鉄道建設は是非、日本の力で実現してもらいたいと僕は強く思います‼️

フィリピンやベトナムとの海域問題、台湾を巡るイチャモンなど、覇権を求めて、実に横暴な振る舞いが目につく中国です。カカオ豆の原産地を金採掘の為に荒らすなど、自国第一主義しか考えていないこの国が、国連の常任理事国である限り、とても世界平和は見込めません!日本として、できる事は多いはずです。政治不在の時期を直ぐに解消し、世界秩序に貢献する日本であって欲しいと切に祈るものです。

 

 

 

 

 

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