いつも結果を見て、時々あれと思うことがあります。かって現役時代、旅館ランキングをお客様アンケートに基づいて、自身が宿泊した経験をもとに社員向けのお勧め旅館一覧を作成していました。Biglobe主催の「みんなで選ぶ温泉大賞」が発表されましたので、僕なりに分析したいと思います。

 

 

 

  温泉番付

 

東西の有名温泉地、とりわけ湯量の豊富さがポイントになっています。殆どが、近くに火山帯があり、枯渇することなく、長きに渡ってトップの座を不動にしているのが、別府と草津温泉です 

 

いずれも、名の知れた温泉地ばかりですが、神戸みなと温泉は、僕の経験上一度も耳にしたことはありませんでした。泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)」ということですが、神戸に湧き出た天然温泉という事です。

    上が神戸みなと温泉・漣の外観と温泉の様子です♨️

 

  旅館・ホテル人気ランキング

 

以下の順位になっています。不思議な事に西のトップが、またしても神戸みなと温泉・漣ですから、これは何らかの力が働いたとしか思えません。但し、今後のホテル作りのモデルになったと考えます。昔、全国旅館組合の調査で、必ずトップに選ばれていたのが、古牧温泉でした。これも僕が疑問に思った点でした。東の前頭に選ばれたのが、星野リゾート・青森屋が、正に古牧温泉です。

 

 

 

僕自身は、東の大関白玉の湯華鳳(月岡温泉)、第一滝本館、西の杉乃井ホテル、加賀屋、水明館には泊まっています。いずれも設備、お湯、食事、おもてなし面では最高級でした。

 

残念な事に、能登地震で、和倉温泉も被害が出ています。さすがの加賀屋さんも今回は気の毒でした。以前も書きましたが、日本のインバウンド、特に台湾からのお客様の誘致に成功した先行事例になった尊敬に値する旅館です。

 

僕が一番驚いたのは、新潟県ののどかな田園風景を車で行くと忽然と華鳳旅館が現れるのです。そして中に入って更に驚いたのは、実に豪華絢爛、おまけに料理も最高でした。

コシヒカリの田んぼに現れた白玉の湯華鳳の外観です❗️

上は部屋の様子と信濃平野を望む露天風呂が上です♨️ちなみに、姉妹館として、泉慶もあります。こちらも同様にお勧めです☆

 

どれだけの数のアンケートが集まったかは分かりませんが、根拠はあるということは確かです。旅館のランクは、殆ど差はないと思います。投票数の誤差の範囲です。

 

 

ただ、今はインバウンドの隆盛で忘れ去られていますが、つい一年前まで、3年間コロナ禍で閑古鳥が鳴いていたことを忘れてはいけないと思います。旅を取り巻く環境は、コロナ禍で大きく変貌しています❗️店頭型の店舗の廃止の例として、JR東海ツアーズの店舗が閉店される事になりました。JTBを始め、多くの旅行会社も苦しんできたのです。ちなみに僕が支店長をしていた店舗も今はありません。最後に所属した会社も今はありません。それほどの最悪の事態が3年も続いたのです。マスコミは、情報操作して、良いことばかり叫んでいます。OBとして、臥薪嘗胆の日々だったことを思い出して頂きたく、敢えてブログで書かせて頂きました!

 

 

 

旅のご用命は名古屋市中村区のJFFまでお問合せください❗️