フォークソングスが、アメリカから主に反戦歌の一つの流れで、日本に輸入され、ギター一本で歌える形で、日本のフォークブームが到来したのです。当初、フォークの持つメッセージ性が重要視されていましたが、後に拓郎さんや陽水さんの台頭で、日常生活の中で、各フォークシンガーの心の叫びがすんなり心に響いてきたものでした。

 

今でも名曲だなぁと思うのが、小室等さんの雨が空から降れば でした。ありふれた日常の風景をギター一本でしみじみ聞かせてくれた名曲です。たまに無性に聴きたくなる曲です。

 

本当の意味で、日本のフォークブームの火付け役が、岡林信康さんでした山谷ブルースは、高度成長前の日常生活に四苦八苦する市井の人々の生活を歌に託した強烈なメッセージがありました。彼の曲では、チューリップのアップリケという曲も、当時感銘を受けた作品で、買ったばかりのギターで弾いて歌ったものでした。何より、ギターコードが簡単ですぐ覚えて弾けたからです♫

 

 

 

女性も頑張っていました。加藤登紀子さん、森山良子さんが相次いで曲を発表したのは、岡林信康氏より、ほんの後でした。中でも、森山良子さんのこの広い野原いっぱいは、清らかな歌声がとても快く、まるで、白樺派の詩人たちの詩の様にすんなり心に響いてきました。

 

若者たちは、フォーク歌手たちの様に、ジーパンと長髪を熱に浮かされた様に真似した時代でした。二十歳前は、実に汚い出立ちだった気がします。彼らの活躍があって、土壌が固められ、フォークブームが一気に広がった時代でした。

 

同時に、学生運動も活発でノンポリの僕以外の友人は、書を捨てて町に出ようの如く、デモに参加していました。それはそれで懐かしい思い出ではあります♫

 

 

 

 

 

 

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