歴史家として古代の王の道を歩いて、歴史の確かな記述を残したのは、ヘロドトスでした。王の道とは、古代ペルシャの王が紀元前6世紀に完成させた道の事です。下の地図の黒く太い線が、現在王の道として認識されています。

 

ヘロドトスヘーロドトス紀元前484年頃 - 紀元前425年頃)は、古代ギリシア歴史家である。歴史という概念の成立過程に大きな影響を残していることから、歴史学および史学史において非常に重要な人物の1人とされ、しばしば「歴史の父」とも呼ばれる。

この地図を見て、思ったことがありあります。それは、マケドニアのアレキサンドロス大王の大遠征です。

紀元前5世紀に、ヘロドトスが実際にペルシャの王の道を歩いており、その情報をアレキサンドロス大王が何故紀元前4世紀に得て、大遠征ができたのか?の謎が、解けたようです!

下の遠征図の多くは、ペルシャの王の道とかぶるところが多いはずです。

 

 

歴史は積み上げだと思います。思えば、王の道の建設以前に、エジプトではラムセス2世の様に精力的に歴史的建造物を残しています。それも紀元前1000年前の前の事です。

 

さらには、紀元前600年に世界最初の地図が、古代バビロニアで作られました。自国だけで、二重の円で、世界を表していますが、内円がバビロニア、外円は海を表しているとの説明が、この粘土板の上方部に記述されているとの事です。

時代が前後しましたが、バビロニアしか存在しない地図から、ペルシャの王の道が作られて、世界は広いことが徐々に判明し、アレキサンドロス大王の遠征が可能となったのです。

 

そんな時代に、エフェソス遺跡やパムッカレをアレキサンドロス大王も通ったのだろう。高校の教科書には、間違いなくエフェソス遺跡を通過していると記述されている様です。

 

 

歴史好きな高校生に、トルコやエジプトの遺跡の話をする事も、最近の僕の楽しみなのですが、肝心の英語もレベルアップしてきたことが、この夏休みの楽しみのひとつでした。

 

 

 

 

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