2019年は、音楽好きな僕は、映画ボヘミアン・ラブソディーを何回も見ていました。クィーンが好きだった訳でもないが、フレディーマーキュリーの生き方と作曲能力には思わず、感情移入してしまいました。

 

ところが、アカデミー賞作品賞を取ったのは、グリーンブックでした。ドン・シャーリーというピアニストの運転手になったイタリア系アメリカ人が、黒人差別の州にトリオで演奏を開くために旅行するという内容でした。下の写真は、黒人だけが安全に泊まれる施設だけを掲載したグリーンブックと本当のドン・シャーリーです

行く先々での理不尽な差別に、いつしかガサツでデリカシーのない運転手が、次第に心通わせて行く物語でした。偶然、BS放送を観て、痛く感動してしまいました。

 

かって、僕の大好きなアフリカ系アメリカ人のデンゼルワシントンが出演した遠い夜明けという映画も見ています。こちらはアパルトヘイト政策の南アフリカでの差別を描いた作品でした。

アメリカでは、今でも黒人に対し不当な差別が、残っている。だから、グリーンブックや遠い夜明けなどの映画が作られて、警鐘を鳴らしている。

 

3Kと呼ばれる仕事は、ヨーロッパでも移民達が行ってきた歴史がある。逆に移民無くしては、アメリカだって、国力は低下するし、オリンピックの金メダルは取れなかったと思います。

 

映画の世界も、名優がいなくては質の高いものは作れない。黒人で初めてアカデミー賞主演男優賞を取ったシドニーポアチエ氏がつい最近逝去されたが、彼も差別に負けずハリウッドで誰もが認める名優となった。誰もが名作と認める「ショーシャンクの空に」だってモーガンフリーマンの枯れた演技が光っている。

映画グリーンブックは、1960年代のアメリカの黒人差別の実態を描き切っているが、実話に基づいている。日本には、大きな差別の歴史はないが、昔は特定の地域、病気を巡って差別があった。今は、いじめという社会問題がクローズアップされているが!

 

そういう意味でも、グリーンブックが、アカデミー賞作品賞に選ばれたのは、必然だと僕は思います。

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