クドカン×草なぎ、初タッグ「中学生 円山」
<サンケイスポーツ>


SMAPの草なぎ剛(37)が来年公開の映画「中学生円山」に主演することが5日、分かった。俳優で 脚本家の“クドカン”こと宮藤官九郎(41)の映画 監督3作目で、宮藤らしい コメディー色たっぷりのホームドラマだ。団地に住むシングルファーザーを演じる草なぎは「宮藤監督はすごく面白い方なので、とにかく笑えます」と自信を見せた。宮藤&草なぎの初タッグで快作が生まれそうだ。 人気劇団、大人計画の所属俳優にして、N HK次々期連続テレビ小説「あまちゃん」 (来年4~9月放送)の脚本を手掛けるなど、舞台・ドラマ・映画でマルチに活躍する クドカンの作品に、草なぎが初登場する。 「少年メリケンサック」以来4年ぶりに映 画監督を務める宮藤の最新作は、自身のオリジナル脚本作品。団地に住む中学生の円山 (まるやま)克也のもとに草なぎ演じるナゾめいたシングルファーザーの下井が現れ、交流を通して円山の成長に影響を与えていく青春ホームドラマだ。 しかし、ただの青春映画ではないところがクドカン流。団地を舞台とした現実世界と、 思春期の少年らしい円山の妄想世界とが交錯していく。 妄想世界では下井が敏腕の殺し屋として登場して銃をぶっ放したり、団地の住人が変身してアメリカンコミックのヒーローのような アクションを展開したり。シュールでコミカ ルな妄想世界に対し、現実世界でも殺人事件が起き、下井と円山の関係に微妙な変化が…。ホームドラマを軸にアクションやミステリー、コメディーなどさまざまな要素が加わった作品だ。 草なぎと宮藤は1996年のフジテレビ系 連ドラ「おいしい関係」やバラエティー番組 で共演した程度だが、草なぎの起用は宮藤が 熱望した。配給の東映によると、団地での平凡な感じと妄想の中でのヒーローっぽい強い 演技の両方を巧みに表現できる役者として、 草なぎに白羽の矢を立てたという。 6月中旬から撮影に入っており、草なぎは 「最初に脚本を読んだ時はメチャクチャな内 容で笑えました。でも、撮影をしていると、 笑いの中に人間の温かみが出てきて奥深さが伝わってきた」。 宮藤も「草なぎくんは今のところ『すげえ 楽しい! すげえ面白い!』と言ってくれて います」と喜び、期待を寄せる。現実と妄想 を行き来するクドカンワールドの中で、草な ぎがどんな味のある演技を見せてくれるの か。