扇子を持った外国人と、
団扇(うちわ)を持った日本人がいるという話を息子から聞いた。
「外国人のほうが、日本人らしいね」と言う。
「へー、結構いい事言うじゃん」と思わず感心した。
確かにその繊細な造り、そして不要とあらば、コンパクトに
タタマれて、スペースを取らない、
まさに、日本人の機微な感性の創り物と言える。
そう言えば、このちょうちん。
これもまたタタム文化の造形と言えよう。
日本人は照明器具さえも
すっきりと消滅させることができるのだ。
ん?看板?
これも雰囲気を壊さないものは、悪くはないのだが、
その通りの趣きにそぐわない原色多用のそれは
景観条例に違反するとして、撤去されたいものもある。
これもたった1枚の、タタメル生地が、
つい、覗いて、一杯やろうかという気を起こさせる。
生地は経年により風合いが出てくる。
その風合いに魅かれる感性を持っているのも
日本人だからなんだろう。
( in Kyoto & Osaka )


