恋を始めたいときの映画 | 1級フードアナリストMasaki

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観て参りました。ぶどうのなみだ。
先に言っときますよ。食を探訪したい!とか、ワイナリーの深掘りや、苦悩なドキュメンタリーを期待するならオススメしない。しかし、絆だったり、心の動きとか、色んな恋の在り方に触れたい、心を潤したいなら、ど真ん中な映画。そんな私も、密かに前者を期待していた。だから食繋がり仲間で大泉洋さんファンの女性とイベント前に観に行った。そして二人して感じたのが、もっとワイナリーを…と思った口。(笑)
しかし、彼女は佳き人柄だから家族愛、兄弟の葛藤と絆の映画としてみてくれた。
かたや、ポエムを映画にしたような前作のしあわせのパン(こちらも三島有紀子作品)の進み方が好きで、大泉さんファンな私には、後者の楽しみ方もとても満足出来るものになった。そう、元々この原作自体、折り合いをつけない恋の始め方。と言われている一面を持つ作品でもある。
もしかすると、

あなたの恋愛観がかわるかもしれない。
ぶどうのなみだ。…キーワードは、ひとしずく(のなみだ)。二人の過去で共通するココロから泣くシーン。不意に大粒の雨が、涙のひとしずくのように頬に落ちる。もうどうしようもなく声にならない心が泣いてる。っていうところにシンクロして、私までやばそうな涙。そして、冬に雪を被り過ごした葡萄の木が大地から水を吸い上げ、枝から滲み出て落ちるひとしずく…ぶどうのなみだ。ぶどうの生きている証であり、美味しい葡萄をつける木。それはしあわせになるためのひとしずく。大粒のなみだの様なひとしずく。このひとしずくがココロの動きを表する。

恋、折り合いをつけることのないままに始まった恋は、どちらかの色に染まる。ということがない恋。互いを認めあうカタチで続いてゆく、そんな恋の在り方なのだ。
あなたが男(女)ならそんなメッセージを伝えたい女性(男性)と、そして、恋心を秘めた相手を誘いたい映画だ。是非、相手に意識させて、恋を始めるキッカケにしてほしい。そのまま映画の後はピノ・ノワールで二人の記憶に刻んではいかが。
公開中です!♪♬
(画像出典元は、ぶどうのなみだのwebです)

#しずく #恋 #ぶどうのなみだ