私が親知らず抜歯のために受診した口腔外科のある病院は、大きな総合病院です。
かかりつけ歯科から紹介されての受診で、初めての受診のために問診票を書かなくてはなりません。
最初に手続きをして、問診票を台で書いていたところ、隣にいたかなりご高齢の女性が病院スタッフにご自身の病状を説明していました。
かかりつけの病院はあるが、状態が急に悪くなったようなので来た。
自分が膠原病であること、そのため肺も悪く、心配している。
ざっくりそんな内容で、体の状態が普段よりもとても悪いように思って心配しての受診のようでした。
スタッフの方はそっと寄り添って、丁寧に、受診について説明していました。
予約でないので期待に添えない場合もある、とか。
膠原病、というワードが耳に入り、私も勝手に仲間意識を持ち。
(関節リウマチは膠原病の一種だから)
問診票を書き終えて立ち去るときには、心の中で「お大事に」と声がけ。
憶測なんですが、女性は、八代亜紀さん訃報のニュースを見て、それもあって不安になったのもあるんじゃないかな。
私の勝手な想像なので、違うかもしれませんが。
でも私もニュースで知って、早すぎる訃報に対する残念な気持ちとともに、心が冷やっとしましたもの。
間質性肺炎は怖い。
ひとごとじゃないよねえ。
と、内心思いました。
でも、不安そうな女性に対する病院スタッフさんの態度は終始丁寧で親身で、こんなタイミングではありましたが、人が人を思いやるやさしさに触れて、私の心も温かくなった、そんな出来事でした。
病院って、基本心身弱った人が行くところだから、そこでやさしさに出会うととても心に染みます。