こんにちは。今日もとても暑いですね。

最近グリーンカーテンという言葉をよく耳にします。
いわゆる植物を建物や窓などに張り巡らせて日差しを遮り温度上昇を抑える、というもののことですが、最近私の実家にもグリーンカーテンなるものが出来ておりました。

父が自慢げに紹介するグリーンカーテンは、なんとゴーヤのグリーンカーテン。
植物園に行くとたまにみかけるバラを張り巡らせた美しいゲートのごとく、ゴーヤゲートなるものが出来上がっておりました。
そこをくぐるとたくさんのゴーヤがベシベシ顔に当たり、父とは正反対でゴーヤが苦手な私は全くうれしい気分になれなかったのですが、そこは不思議と本当に涼しい空間でした。
このグリーンという色のせいで涼しい気分になるだけだろうかと考えたりしたのですが、そこは確かに光を随分遮った空間になっており、涼しく感じるのは気のせいではないと確信しました。

グリーンカーテンと言えば思い出す過去の出来事が一つあります。

昨年のこと。突然ベランダ菜園に目覚めた私は、何か栄養のある野菜を自分で育ててみようと決めました。
どうせ作るなら一番栄養のある野菜がいい。そこでふと思ったのですが、では、栄養のある野菜ってなんなのでしょうか。みなさんはご存じですか?
インターネットで調べてみると、いろんな植物がひっかかったのですが、なんと一番多かったのは「大根」でした。

え!!まさか!あんなに白いのに! (偏見)

と、信じられなくて調べなおしました。すると私のように「大根は戦時中に重宝がられたので栄養素が高いと言われているが、一番ではない」という大根一番説を否定する意見も見つかりました。

そこで更にいろいろ調べた結果、大根をしのぐ票数を獲得している植物にたどり着いたのです。
それは「つるむらさき」でした。

つるむらさき・・つるむらさき・・みなさんはご存じでしょうか。
私はこのとき初めてつるむらさきというものを知りました。
つるむらさき(蔓紫)は、熱帯アジア原産のつる植物でツルムラサキ科ツルムラサキ属(とことんツルムラサキ!!)で、カロチンがとても多い植物なのだそうです。

こんな見たことも聞いたこともない植物ならば一度育ててみるしかないと思い、種を入手して育て始めました。
植物の育て始めというものはいつも楽しく、芽が出たとき・育っていく様子を見るのはワクワクするものです。
しかしこのつるむらさきのときは少し違いました。

育ち始めてしばらくして気づいたのですが、成長がものすごく速いのです。
あるとき数日水をやっていなかったことに気づき、焦ってベランダに出たのですが、見てびっくり。
つるむらさきはしっかりと育っておりました。
そしてそれからしばらくすると、つるむらさきはつるを伸ばし始めました。どんどんどんどんと、支えを求めてベランダの柵に張り付くように伸びていきました。

そんなつるむらさきの存在をまた数日すっかり忘れており、久々にベランダに出てこの様子を見た私はびっくりしました。
すごいすごいツルムラサキ。見るからにすごいこの生命力。栄養素の王様に違いありません。
ツルムラサキ科つるむらさき
(写真提供:ボタニックガーデン)


食べてみました。
いかにも草っぽい風味・苦味があり、つるの部分は固く、

お・・・おいしくない。

食感や粘りがある点などはどこかモロヘイヤにも似ているのですが、間違いなくモロヘイヤのほうが格段に食べやすいです。

でもこれはあくまで私の感想ですので、もっと上手に料理をすればおいしく食べられるものなのかもしれませんが・・。

結局このとき、私はつるむらさきのあまりの生命力に脅威を感じ栽培を途中でやめてしまったのですが、あのまま続けていれば間違いなくつるむらさきのグリーンカーテンが出来ていたことと思います。

こんなグリーンカーテンのエピソードですが、中途半端な情報をお届けしては失礼かと思い、念のためにグリーンカーテン一位の植物をたった今調べました。

一位、ゴーヤだそうです。


実は父のゴーヤカーテンはブームだったのだと今知りました。


にほんブログ村 雑貨ブログ 輸入雑貨へ
にほんブログ村



ブログランキングに参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。


輸入雑貨 通販 ラッピング 販売