今日はお手伝いに行ったフリースクール(近畿自由学院)にて、高校生がアルバイトの話題をしていました。
もうすでにアルバイトの経験がある子もいれば今から挑戦しようとしている子もいて、
どんなバイトがいいかとか、何が大変かなど、意見を交換し合っていました。

アルバイトを過去に数十種類経験している私は「結局のところ業種や職種では判断できないし、行ってみないとわからないよ。」とアドバイスしたのですが、もちろん業種や職種によっておおよそ「こういう場所」というような特色はあると思うので、そうやってアルバイトの情報を交換しあうのはいいことだと思っています。

まして経験したことがなければ、それがどういうものかやどういうところかということはとても興味が湧くはずで、私が高校生の頃も同じように、アルバイト経験のある人にあれやこれやと質問していたはずです。

そんな話をしていたので、遠い昔のことを思い出しました。
多数のアルバイトをあれやこれやとやっていた学生の頃のことです。
それは決して私があきらめが早かったということでなく(笑)、当時大阪の扇町に学生相談所というアルバイト斡旋の機関があったのです。
そこでは一日バイトをたくさん紹介していて、空いた日に一日だけ・・というような働き方が可能でした。
その学生相談所(確かみんな「ガクソウ」と呼んでいました)には壁一面にアルバイトの情報の書かれた紙が敷き詰められていて、そこから自分の希望のものを見つけて応募するという仕組みになっていました。
人気で応募者が殺到すればジャンケンをし、負けたらガッカリ。勝てばその場でアルバイトが決定です。
携帯電話を持っている人もいましたがまだ今ほど普及していなかったので、公衆電話に列が出来ていた光景もよく覚えています。

今、ガクソウはなくなってしまったようですが、ここの機関を利用されていた方なら私と同じように数多くのアルバイトを経験されていることでしょう。

1日バイトのメリットは何といっても空いたときにだけ働けるということと、そこで仮に苦手な人がいても、一日限りでさよならできるということ。これは大きなメリットでした。
しかしその反面、毎回行ったことのないバイト先(知らないスーパーや工場など)に行き、毎回知らない人のもとで働かないといけないというデメリットもありました。
また、1日バイトの大きなデメリットはやはり過酷なものが割合的に多いということです。どうせ雇うのは1日だけなのですから、雇う方も「じゃあこんなこともやってもらってもいいか」という風になってしまうわけです。

今思えば私はお金が必要だったという大きな理由と、そういう風に日々新しい仕事に挑戦するということを楽しむ好奇心があったからこそできたのだと思います。

仕事内容は過酷なものも多かったので、今もし同じ仕事を紹介されたらなかなか挑戦する気にはなれないかもしれません。

けれど、そうやっていろいろと挑戦したことは今になって良い経験・良い思い出となっています。
もしまた時間ができればこちらでそのことも紹介できたらなあと思います。



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