前記事で書いたけど、天岩戸神社拝殿の『裏』
御神体「天岩戸」を拝観(要申込)する時は
神職さんの案内がないと行くことができません。
この場所 (遥拝所)と 遥拝所を出たところで
神職さんがお話をして下さいます。
日本の天皇家を遡ると、最初の天皇である神武天皇に行き着きます。神武天皇は天照大御神の子孫です。その神武天皇が何ゆえに『神』として祀られているのか、という話を聞きました。
神職さんの話によると、
神武天皇は、高千穂の峰で生まれ、稲作を日本各地に広めていった人。
お米という作物はその年によって豊作、不作はあるとしても、毎年実りをもたらしてくれる貴重な食べ物で、以来、日本人の主食となりました。後世の人は、この稲作をもたらした人を限りなく神に近い人として、祀るようになったということです。
日本には自然を『神』として拝む信仰がありますが、立派な功績を残した人も亡くなった後、『神』として祀ることがあります。徳川家康は " 日光東照宮 " で、菅原道真は " 太宰府天満宮 ”で 他に乃木希典、明治天皇 … みんな人間。
同じように、天照大御神も人間だった。
『神』として祀られています。
稲作は誰が伝えたかというのは諸説あるそうですが、『神』も生きてるときは人間だったというお話。
そして、最後に「毎年豊作をもたらしてくれるようにお祈りするのが神社のお役目で、その祭司の頂点が天皇です」というお話を聞いて、稲作と神社と皇室の関係を改めて認識しました。
延々と続いた縄文時代は狩猟採集の食生活でした。その時代に稲作をもたらし歴史を変えたのですから、改めて稲作を伝えた人の功績は大きい、と このようなお話でした。
えっ?
は?
あの〜 御神体「天岩戸」を前に
とても神聖な場所ゆえに撮影禁止とされているこの場所を前にして
「神話は作り話です」と種明かし
私は「これ!!」っという宗教を信仰してる訳じゃないけど …
神職さんのお話は楽しくて、ためになること
だったけど、「ここでそんな話する―?」って
ちょっとね、びっくりでした
あ―んまり聞きたくなかったかなぁ~って
できるならベールに包まれててほしかった
でもね、私は『神さま』も『仏さま』も
大好きなのは これからも変わらない
天安河原へ向かう途中にある、岩戸川にかかる太鼓橋
実はここが、一番の超絶パワースポット
この橋を堺に俗世界と聖域が隔てられた結界となっていると言われています
行かれましたら橋の中央に立って、そのエネルギーを感じてきてくださいね