【お引越し】テキーラの作り方4 | Smalllest Bar 小野ちはるの冒険

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山形の月山(がっさん)ビールとプレミアムテキーラでおなじみの錦糸町「Smalllest Bar(スモーレスト・バー)」の店主、小野ちはるです。
お店と私の事を書いていきたいと思います。
テキーラ・マエストロ。月山観光大使。2017サハラマラソン完走。

2015.09.04 Friday

テキーラはこうして作ります(6-4)

こんにちは!
命あっての物種、Smalllest Barです!

少し間があきましたが、テキーラづくり、次の工程、4「発酵」です。

3番目の工程でギューギューとアガベの汁を搾りましたね!
その汁を、発酵させます!


だいたいはこのように、ステンレスのタンクに入れて行われます。
蒸留所によって、独自の酵母を使ったり、アガベにもともとついている酵母で自然発酵だったりと、方法はいろいろです。



上から見ると、こんな感じです。
ぷくぷくと、泡が浮かんできます。

発酵の工程をスムーズに行うために酵母添加をしますので、自然発酵だと、より長い時間を要します。

添加する酵母の味も、けっこうテキーラの仕上がりに影響がありますね!


こういう、木の素材でできた発酵槽を使う蒸留所もあります。
材質は、パイン材です。
こちらのほうが昔ながらの方法ですね。


この写真もパイン材の発酵槽ですが、上部に茶色い物体が乗っているのがおわかりになりますか?
このモジャモジャは、アガベを搾った後の繊維の残りかすです。
「バガス」と呼ばれます。
このバガスを一緒に入れて発酵させると、また風味が違ってきます。
テキーラの味に個性が出てきます。
テキーラファンは、けっこうバガスを用いた製法のブランド、好きですよねえ!

パイン材の発酵槽を使うところは、タオナを使うところと同じく、今では少なくなっています。
ステンレスの物のほうが、メンテが楽で費用もかからないからですね。
木の発酵槽は、何年かに一回、新しいものに交換しなければならないので、その分手間暇、お金がかかります。

パイン材の発酵槽を使う蒸留所は、タオナを使うところよりもさらに少なかったと思います。
4か所だったかな…
(もし違ったらあとで修正しますね!汗)
とても味にこだわっている証拠ですね!

エル・テソロ
パトロン
フォルタレサ(日本に流通なし)

なんかが、木の発酵槽を使っていますよ!

なんか今日の情報はざっくりですが、後ほど追記しますね!

それでは皆さま、ハッピー・フライデイ!