私は、自分の教室(少人数教室)の教師用机の上に、常に広辞苑を置いています。
もちろん自分が使うつもりで置いているのですが、これで発見したことがあります。
あの、分厚くて字が小さくて古くて漢字も多くて難しい広辞苑を、小学生が喜んで見るという事実です。
まず分厚いので興味を持つようです。
その存在に気がつくと、寄ってきてページを開いてみます。
自分が使っている小学国語辞典に比べてあまりにも字が小さく、しかも字がぎっしり書かれていることに驚きます。
そこに、ものすごくたくさんの言葉の意味が載っていることを知ります。
そのすごい辞書の名前を知りたがります。
そして、小学国語辞典で調べて載っていない言葉を、私にせがんでまで、広辞苑を使って調べたがります。
私のクラスに来る子たちは、小学生にしてあの広辞苑の名を知り、使いこなしている子までいます。
広辞苑が10年ぶりに改定されるというニュースも、「知っている」と答えた子が意外と多くいました。
いや~、驚きました。
私が広辞苑の存在を知ったのって、確実に大人になってからだったし、これは大人が使うものと決め付けてました。
子どもが背伸びして難しいことに挑戦したがるっていう習性を、もっとうまく使っていかなくては、と改めて気付かされました。
そしてそれには、今回のようなさりげない環境作りが効果的だということがわかりました。
たまたまですけどね。