失業者の覚え書き -11ページ目

失業者の覚え書き

廃人に成り下がるであろう自分への戒めとして記す。
後に、今の自分の行いを忘れてしまわぬよう。

私はどんな人間だろう。

改めて考えてみる。

40になったばかりだが、未だ独身。
この歳まで独身と言うと、人格的、もしくは外見的に何か至らない点がある場合が大いに考えられるが、自覚としては特にない。

もちろん現在も過去にも彼女と言うべき存在は、いたにはいたが、最終段階まで踏み込めない人間のようだ。

一つにはまだ考えが幼いのであろう。
自身の生活も満足にこなせてない。
挙げ句、何も目的などなく失業者だ。
これでは誰かを養うなど、とうてい無理な話。まさになるべくして、なったのであろう。
また、趣味といえるものなどなく、唯一楽しめているとするとゲームをする事ぐらいか。

まあ、改めて情けない人間だ。

特には社交性も無いわけではないが、一人でいる方が楽なのかも知れない。
だだ、人前では露骨に陽気な振りをするのは得意ではあるが。

元々、ここ東京に来たのは二十歳過ぎの頃、最初の会社を辞め、ある目的で上京して来た。ある目的とは、若い頃に抱く良くある夢だ。
夢を追いかけて上京したは良いが、芽が出ず成り行きのまま就職。

これまた、良くある話だろう。


何れにしても、その頃からもいい加減な考えだったのだから、今もなお成長してないことが容易に伺える。

本来の目的はそうだが、内心思うことは他にもあった。
「家を出たい」
幼い頃からその思いが強かった。

その原因は母親にあった。

誰しもそうなのであろうが、母親の愛情があまりに大きすぎるのか、疎ましく思うことが多々あった。
ヒステリックな性格もあり、頭ごなしに愛の鞭を受けることもしばしばあった。
だが、けして立派と言える行いをする母親ではなかった。

私が40になった今でも、その振る舞いはかわらない。


なのに、今私が考えている行動には矛盾があるが。