最近、日常生活に変化があった。

可愛がっていた甥っ子のチビが入院した。

おそらく、2度と病院から出ることは出来ないのではないか。

今のところは、完治することのない病気だという。

この世界に生まれてきて、わずか1年足らず。

こんな悲劇があるのか。

チビは人工呼吸器をつけ、13本もの注射器から点滴を受けている。

両手は点滴の針を刺しているため、包帯でぐるぐる巻きのグローブ状態。

点滴の痛みで暴れないように、麻酔で眠らされている。

昨日まで、あんなに元気に笑っていたのに。

両親、姉が涙にくれる。

私がしっかりしなければと思い私は泣かなかった。

が、心はただれるようだった。

面会も10分程度しか許されない。

どうしようも出来ない。

ただチビの生命力を願うという時間が過ぎていくだけ。

チビは私達家族にとって最高の宝物。

待ち望んだ宝物。

無邪気な笑顔がたまらない。

皆んなを笑顔にしてくれたチビに落ち度など何もないのに。

なぜこんなことになったのか。





チビは強かった。

時間はかかったが、なんとか最悪の状態を乗り越えた。

姿は痛々しいが、起き上がってあの可愛らしい笑顔を見せてくれるようになった。

良かった…生きてくれてありがとう。

ふと思う。

チビにとって今日という日は、とても大切な1日であるということ。

生きているということだけで、こんなにもありがたい。

今後は外に行くことすら出来ない。

チビはベッドの上だけの世界で暮らすことになるだろう。

それでも、生きていればありがたいのだ。

私は…今の自分の生活にありがたいという気持ちを持っていただろうか。

不満や文句ばかりで、してもらって当たり前。

感謝の気持ちよりも、悪いところにばかり目を向けている。

周りに変化を求めてばかりで、自分はお高くとまっていた。

自分が変わらなければいけない、強く思った。

感謝を見つけよう。

ありがとうを見つけよう。

他人事じゃない、自分ごと。

当たり前じゃない、有り難い。

自分が変われば、人生もきっと変わる。

小さなことから、やってみよう。

チビから教えてもらった。

ありがとう、チビ…