花粉症 スプリングコート 多機能 花粉もブロック
花粉症対策用品
春物商戦が本格化している。春にふさわしい軽やかな装いに心ひかれるものの、花粉の飛散や激しい寒暖の差に「何を着よう」と悩む季節でもある。今春は、これまでメンズを中心に展開していた花粉症対策型のコートをレディースにも拡大するアパレルメーカーもあり、ファッション性と機能性の両方で満足できる婦人用スプリングコートが注目を集めている。(村島有紀)
◆ワンピース風も
アパレルメーカーの東京スタイル(東京都千代田区)では今年から、17ブランド中12ブランドで「アレルビートV」という花粉がつきにくい新素材を使用したスプリングコートの販売を始めた。定番のトレンチ型だけでなく、丸襟や襟なしワンピース風などブランドイメージに合わせたファッション性の高いコートをそろえた。
中心価格は2万円台で他のスプリングコートと同様の価格帯。マーケティング担当の石井礼子さんは「ストールやスカーフを使って春らしさを演出してほしい」と話す。
昨年からレディースの1ブランドで「花粉プロテクトコート」の販売を始めた三陽商会(港区)は、今年からは「トゥービーシック」や「エヴェックス」など6ブランド(2万6250~5万4600円)に拡大。広報担当の佐藤博英さんは「家に入る前にコートを軽く振ることで、8割ほどの花粉が落ちます。織りの密度が高いため、撥水(はっすい)性も高く、ちょっとした雨もはじきます」と機能性をアピールする。
一方、寒暖差に対応した2ウエーのスプリングコートなどを販売しているのはワールド(神戸市中央区)だ。20~30代をターゲットにしたブランド「インディヴィ」では、ダウン入りのブルゾン、綿素材のカットソーをライナーにしたカジュアルコート(3万円台)を販売。「クードシャンス」もライナーにフェザー10%、ダウン90%が入った防寒を兼ねたスプリングコート(3万7800円)を発売している。
◆4月の花冷えにも
横浜高島屋(横浜市西区)によると、2月から3月にかけてアパレル各社が販売するスプリングコートは、パステルなど春らしい色合いの他、ベージュやカーキ、紺といったベーシックなカラーが多い。永井清女(きよめ)広報担当課長は「春だけでなく、秋口にも着られるようにと落ち着いた色を求める人が多い。取り外しのできるライナーやフードなど多機能なコートが増え、梅雨時期までを含めて一年中使える便利さが好評のようです」と説明する。
また、寒暖の差が激しい春は着こなしにも悩む。昨年は4月に入ってからも真冬並みの気温が続いた。そのため、同店は今年、オリジナル企画として3月23日から14日間、キルティング素材のライナー付きスプリングコートなどを販売する予定だ。
永井課長は「既存ブランドは3月中に販売を終了してしまう。不順な天候が続いた昨年は4月になってからもコートを買いたいという要望が多かった。今年は天候を見ながら品ぞろえを決めたい」と話している。
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