百貨店「ベビー」ターゲット そごう・西武 助産師相談所/高島屋 フェア | 星くずのひとり言

百貨店「ベビー」ターゲット そごう・西武 助産師相談所/高島屋 フェア

 百貨店各社が「ベビー」を軸にサービスや商品を強化している。
そごう・西武は西武池袋本店(東京都豊島区)に助産師の資格を持つ社員を配置するなど子供用品売り場を「ベビー仕様」に転換。高島屋は6月中にこだわりのブランド新生児服などを集結させたコーナー展開を全店で実施し、成果を上げたという。消費に力強さが戻らないなか、ベビーを中心に親の商品購入意欲を刺激する動きが百貨店各社に広がりそうだ。

 西武池袋本店は今年3月13日の子供用品売り場のリニューアルオープンを機に、助産師の資格を持つ社員4人が交代で常駐する「プレママステーション」を設置した。同ステーションでは、子供の健康や育児の悩みなど母親からの幅広い相談に無料で応じる。「母親をサポートするような売り場に転換することで、顧客の囲い込みにつなげる」(そごう・西武)狙いが当たり、この施設の存在はインターネットや口コミで評判が拡大。開設してから5月までの期間で、子供用品売り場への新規来店客が前年より4割増えたという。

 同店では新たに、7月の第4日曜日を「親子の日」にしようと提唱している米写真家とタイアップし、今月25日に親子のイベントも開催。これに合わせて男性向けのだっこひもやベビーカーなどのコーナー展開を図る予定だ。

 一方、高島屋は、6月に全店で「コドモノフェスティバル」を実施。ブランドのベビー子供服や知育玩具などの販売を強化した結果、東京店(中央区)ではこれらの商品の売上高が前年同月比15%増と拡大した。特にベビーカーなどの新生児用品は20%増と大幅に伸びた。同店は高齢者が主要顧客だが、期間中は「ベビー連れの家族も目立ち、新規顧客掘り起こしにつながった」と分析している。

 ベビー服や子供用品は、必要があれば、ほとんどの親が定価でも購入する傾向があるという。このため、百貨店業界では今後も親子連れの集客力向上を狙った取り組みが続きそうだ。(阿部賢一郎)



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