ソフトバンクの投資判断変更 マネックス証券より(ソフトバンクはKDDIの巻き返しで勢いに陰りがさ | 今日の嫌韓・嫌中の極秘・情報と、安倍さん麻生さん応援!

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こんにちは、マネックス証券です。当社チーフ・ストラテジストの広木 隆がレポートを更新しています。

ソフトバンクの位置づけを投資家のタイプ別に以下の通り見直すものとしたい。

8月1日付けレポート「推奨銘柄とモデルポートフォリオの見直し」で ニコン(7731)、ソフトバンク(9984)、住友不動産(8830)、産業ファンド投資法人(3249)の4銘柄をモデルポートフォリオに追加した。 ソフトバンクは米国携帯電話3位のスプリント・ネクステル買収を発表し、株価は急落した後、急反発している。

ソフトバンクの位置づけを投資家のタイプ別に 以下の通り見直すものとしたい。尚、モデルポートフォリオでの扱いは同社をトレーディング銘柄と位置づけ、年初に掲げた商船三井と同等に、モデルポート フォリオからは除外するものとする。

・1年以上、株価の乱高下に耐えられる投資家 ・・・ Buy & Hold (バイ&ホールド)継続
・資金効率を重視したい投資家 ・・・ 戻り売りで別の銘柄に乗り換える
・トレーディングに自信がある投資家 ・・・ 積極トレーディング対応
・ソフトバンク未保有の投資家 ・・・ 落ち着き所を見定めて買い



投資判断変更の理由:

1. ソフトバンクが急反発している理由は、孫社長が会見でエクイティファイナンス(増資)を明確に否定したからとされる。
スプリントの買収資金は手元資 金と銀行借り入れで賄うと明言したことで増資による希薄化懸念が後退した、
とされるがそれが反発の要因かは疑問である

ソフトバンクが急落した理由に増資 懸念があったかもしれないが、そもそもの急落の背景は巨額の買収を仕掛けることのリスク - 
買収が成功するかどうかの不透明性、財務面の悪化 - など が市場に嫌気されたからに他ならない。
増資懸念が薄れたとしても、根本的な不透明要因はそのままであり、この戻りは暴落の後の自律反発の域を出ないと考える…

2. 8月1日のレポートでソフトバンクの組み入れ理由として、以下の通り述べた。 <ソフトバンクはかつて「国民的仕手株」と言われたことがある。投資家層の広がり、市場人気の高さ、価格変動の激しさ、いずれの面でも「仕手株」の資格あり、だ。2000年のITバブルの頂点で瞬間的に20兆円を上回った時価総額が2年弱で3,000億円を割り、株価は約100分の1に暴落したこともある。ブロードバンド(ADSL)事業への投資で巨額の赤字を垂れ流し、ボーダフォンの買収で膨大な借金を抱え込んだ。利益を生まない会社の株を支えたのは、ヤフーの含み益と、将来「大化け」するかもしれない成長株への「夢」だけだった。しかし、そんな「どこか危なっかしい」企業もすっかり変わった。それを印象づけたのは前期の決算発表の席での孫社長の発言だった。「創業以来の大転換だ」。孫社長はこう述べ、12年3月期の配当を年40円と一気に前の期の8倍に増やすと表明した。借金を返し、配当を払うソフトバンク。もう、ソフトバンクは仕手株ではない。普通の株なのだ。であるならモバイル・キャリア3社の単純な優劣で売買すればよい。> それがどうだろう、もとの「どこか危なっかしい」企業に逆戻りである。そもそもの評価軸から大きなずれが生じてきた。これがソフトバンクに対する投資判断変更の理由である。

3. 株価が暴落した、という事実そのものも投資判断変更の理由になる。通常、これだけの急落を演じるとなかなか株価は落ち着かない。反発局面では戻り待ちの売り、売りそびれた向きの「やれやれ」の売りが頭を押さえる。また、荒っぽい値動きを好むデイ・トレーディングが大量に入り、ファンダメンタルズから乖離した株価アクションになりがちである。ボラティリティが高まることで、いわゆるファイナンス理論上の「リスク」が高くなり一部の機関投資家に敬遠されることにつながる。

4. 財務面の不安について会社側はこう主張する。2006年のボーダフォン日本事業の買収時には、EBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)に対する純有利子負債の倍率は5.6倍。今はそれが1.4倍に下がり、スプリント買収後も2.7倍にとどまり海外の主要通信会社と比べても過大な債務ではない、とソフトバンクは説明する。しかし、ボーダフォン買収時と今とでは市場の財務リスクに対するリスク許容度が格段に違う。すなわち、リスク・センシティブ(過敏)になっているのである。特に、機関投資家の一部ではフリーキャッシュフロー(純現金収支)を重視する投資スタンスがある。つまり、通常のビジネスで稼いだ金の範囲に投資を収めること、そうやってキャッシュを積み上げていくことを良しとするものだ。まさに「キャッシュ・イズ・キング(現金こそ王様)」といったデフレ時代を象徴するような投資アプローチだが、これが過去において良好なパフォーマンスをあげてきたのも事実であり、だからこそ信奉者も多い。そういう投資家からは確実に敬遠されるだろう。

株価見通し
          

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