2012/10/02/ (火) | edit |
日本の近海に存在するメタンハイドレートを掘削する取り組みが2013年1月にスタートする。海底からメタンガスの産出に成功すれば、世界初の快挙だ。掘削を行う石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は既に2012年2月から3月にかけて事前掘削を実施済みで、まずまずの成果を挙げている。今回、固体の状態で地中に存在するメタンハイドレートから効率的にメタンガスを採取するために、「減圧法」と呼ばれる手法を開発した。
1 名前: ぽてぽんφ ★:2012/10/02(火) 13:59:02.28 ID:???0
日本の近海に存在するメタンハイドレートを掘削する取り組みが2013年1月にスタートする。海底からメタンガスの産出に成功すれば、世界初の快挙だ。掘削を行う石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は既に2012年2月から3月にかけて事前掘削を実施済みで、まずまずの成果を挙げている。今回、固体の状態で地中に存在するメタンハイドレートから効率的にメタンガスを採取するために、「減圧法」と呼ばれる手法を開発した。生産に成功すれば、海洋資源開発に大きな弾みがつくことになりそうだ。北緯33度56分、東経137度19分。愛知県渥美半島沖のこの地点でメタンハイドレートの海洋産出試験が2013年1月から3月にかけて実施される。海底からじかにメタンガスの産出に成功すれば世界初の快挙となる。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が2012年の2月から3月にかけて実施した事前掘削では、産出試験に使う生産井1本と、地層の状態を監視するモニタリング井2本を掘削した。作業終盤では、坑口付近の作業を海底で監視する遠隔無人探査機のケーブルが切断されるトラブルが発生。3本の予定だったモニタリング井は1本少なくなってしまったが、まずまずの成果を挙げた。渥美半島沖にある第2渥美海丘と呼ばれる丘状に盛り上がった海底部が今回の掘削現場である。水深1000mの海底からさらに300m程掘り進むと、厚さ50~70mのメタンハイドレート層に突き当たる。
■「燃える氷」の掘削場所が海底になる理由
メタンハイドレート層を人工的に模擬した試料の断面画像。砂粒子(灰色)の中に網の目のようにメタンハイドレート(緑色)が入り込んでいる。赤は水、青はガス(出所:メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム)この海域のメタンハイドレート層は砂質層で、砂の粒子間の“孔隙(こうげき)”にメタンハイドレートを含有している。これまでの調査で採取した地層サンプルから、ごま塩に含まれる塩のように砂層中に細かく充填されたメタンハイドレートが確認されている。孔隙体積に占めるメタンハイドレートは最大で80%。「品位が高いメタンハイドレート層」というのが研究者たちの共通した評価だ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2502B_V20C12A9000000/?dg=1
■「燃える氷」の掘削場所が海底になる理由
メタンハイドレート層を人工的に模擬した試料の断面画像。砂粒子(灰色)の中に網の目のようにメタンハイドレート(緑色)が入り込んでいる。赤は水、青はガス(出所:メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム)この海域のメタンハイドレート層は砂質層で、砂の粒子間の“孔隙(こうげき)”にメタンハイドレートを含有している。これまでの調査で採取した地層サンプルから、ごま塩に含まれる塩のように砂層中に細かく充填されたメタンハイドレートが確認されている。孔隙体積に占めるメタンハイドレートは最大で80%。「品位が高いメタンハイドレート層」というのが研究者たちの共通した評価だ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2502B_V20C12A9000000/?dg=1
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