米 中国に“尖閣は日米安保内”と説明
9月21日 12時10分

アメリカのパネッタ国防長官は、中国の次の最高指導者への就任が確実視されている習近平国家副主席に対して、沖縄県の尖閣諸島が日米安保条約の適用範囲内だと説明し、日本とのこれ以上の緊張を避けるよう促していたことが分かりました。
これは、アメリカ国防総省の高官がNHKに対して明らかにしたものです。それによりますと、アメリカのパネッタ国防長官は、19日、訪問先の中国で習近平国家副主席と会談した際、尖閣諸島を巡る日中の対立について、「両国の話し合いによる平和的な解決を望む」としたうえで、尖閣諸島は日米安保条約の適用範囲内だと直接説明したということです。
そして、「アメリカは安全保障条約の責任がある」として、仮に軍事的な衝突に発展すれば、アメリカも関与せざるをえないという認識を伝えたということです。
パネッタ長官は、中国の梁光烈国防相らにもこうした考えを伝えたということで、アメリカとしては、中国政府の指導部に日本に対する条約上の義務を直接説明することで、中国が挑発的な行動に出ないようくぎを刺すねらいがあったものとみられます。
で、こうなる。
「平和的に解決」と習氏 尖閣念頭に呼び掛け「中国は永遠に覇権唱えない」
中国広西チワン族自治区南寧で21日、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の貿易や投資の拡大を目指す「中国ASEAN博覧会」が開幕し、習近平国家副主席は会場で開かれたフォーラムで「周辺国との領土や領海、海洋権益をめぐる争いを平和的に解決する」と述べた。国営中央テレビが伝えた。
日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化後、中国指導部から対話を通じた解決を呼び掛ける発言が出たのは初めて。尖閣諸島をめぐる日本との対立やアジア諸国との南シナ海問題を念頭にしており、習氏は「中国は永遠に覇権を唱えない」とも述べた。
習氏はASEAN諸国に対し、次期最高指導者としての存在感をアピール。博覧会には中国との経済関係の強化を図るため、ベトナムのグエン・タン・ズン首相らASEAN各国の指導者が出席した。(共同)
でも、こうなる
米世論調査「中国は最も危険な国」
2012/9/21 10:55
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