あまりに美しさに…
先週の金曜日。とある場所でとても綺麗なボタンの花を見た。あまりに美しいの近づくと微笑んでいるような表情をしていた。
今日。同じ場所に行ったらボタンの花は無かった。誰かが持ち帰ったのかと一瞬腹立たしく思ったが何のことはない。昨日の強風で地面に散っていたのだ。役目をきちんと果たして散ったのかな、と世知辛いことも考えたが地面から顔を上げるとちっちゃい花は咲いているし、蕾もあるから余計な詮索をでしかなかった。
帰りの電車で思ったのだけれど、ボ タンの花は美しいけれど手段でしかなく、その手段に自分の眼が惑わされていることに気付いた。ボタンの木はしっかり根づいていて、今年も来年もその先もしっかりと存在するのだ。
自宅まで途中。新宿中央公園の桜は開花していた。しかし、桜の木は春も、夏も、秋も、冬もそこに存在しているのだ。
おしまい