新潟地震のニュース映像
ダイヤモンド社が書店で無料配布している小冊子「経」7月号の連載コラム”リアル共同幻想論”森達也著に下記の文章があった。
一秒の何百分の一という瞬間が定着した写真を見ながら、
この写真が撮られる前、撮られた後、
あるいはフレームの外の状況を想像した。
コラムはベトナム戦争時代の写真と湾岸戦争時代のテレビ映像を比較し、メディア の質の変化を指摘されている。
さて、先日の新潟地震。ニュースではテレビ局のヘリコプターが被災地の上空から映像を送っていた。その地上ではいつ来るかもしれない余震に怯えている方々がヘリコプターの騒音を恨めしく思っているだろう。また、いろんな方がインタビューされていた。しかし、応える人は元気な人で疲労したご老人の声はない。無言はテレビ映像にふさわしくないからだ。
テレビ映像はリアルなのだけれどほんの一部でしかない。映像をすべてだと思ってはいけない。それ以外を想像しなければ、と思った。