上司と部下 | ちょっち、「代表取締まられ役」が考えたこと。

上司と部下


今読んでいる本は決断の本質(マイケル・A・ロベルト著/英治出版) で私にとって気付きの多い一冊。その中の一文に下記がある。

 「自分自身をどう見るか」と
 「他人が自分についてどう考え、どう感じているか」が
 メンバー間で一致していれば、
 グループは高いパフォーマンスを発揮する

なるほどその通りだと思う。しかし、著者は日本人ではないからそこに注意すべき点がある。

日本人の美徳として相手を思いやること。その裏返しとして、相手を固定観念で見るという悪い癖がある。つまり、自分に対してではなく他者に依存した発想をしてしまう。

例えば、「マネージャーは忙しそうだから言うのは止めとこう」などと自分の発言や行動を勝手なイメージで捉え自らを制限する部下がいる。そもそもマネージャーは忙しのは当然だし、部下の声に何らかの判断をするのが仕事のひとつとしてあるわけだから部下自らが発言を制限するのは勝手な判断で仕事の放棄ともいえる。とはいえマネージャーも悪い。何かにつけ「今、忙しいから」と答えていると部下が諦める環境を作っているからだ。

せめて、部下は「お忙しいと思いますけれど」という前置きでもっと踏み込んで説得して欲しいしマネージャーは「今、忙しいけれど今週中に判断する」という対応をすべきだと思う。そういう会話の積み重ねが”自分自身をどう見るか”と”他人が自分についてどう考え、どう感じているか”を明確にするひとつの方法だと私は思う。