何のために働くのか?
世間を揺るがしている姉歯元建築士の行いで考えたことがある。「自分は何のために働いているのだろうか?」ということ。
あなたは何と答えますか?
私は職種柄その種の質問をする。多くの人が最初に挙げるのは「生活費」。
もっともなことだがアブラハム・マズロー(1908年~1970年、アメリカの心理学者)の欲求段階説によると「生理的欲求」と「安全への欲求」のレベルで、文明社会に暮らす人間としては寂しすぎる。
■マズローの欲求の階層論
「生理的欲求」・・・・・空気・水・食物・庇護・睡眠・性
「安全への欲求」・・・・安全・安定・依存・保護・秩序への欲求
「所属と愛の欲求」・・・家族の中に居場所があり自分が愛されること
「承認欲求」・・・・・・自尊心・尊敬されることへの欲求
「自己実現」・・・・・・自分がなりたい姿への欲求
「自己超越」・・・・・・今までの、現状の自分自身を超えたいという欲求
姉歯氏の動機が自分の持っている才能で食い、生活するためにだけだったとすれば「生活費」のためと答えたあなたは同じことをするかもしれない。
「自分の存在が他者にどんな価値を与え、それによって自分がどうありたいか、どうあるべきか」を認識しないと誰しも姉歯氏になる可能性がある。