私の財産
以前勤めていた会社での体験。
私の属したチームは比較的好調だったが会社の財務は芳しくなかった。そのために夏のボーナスを狙って6月から実施するキャンペーンの広告予算は大幅削減され目標売上げは高かった。しかしチームは達成した。盆休み明けのミーティングで自慢げに結果報告した。しかし、返ってきたのはねぎらう労う言葉やお褒めの言葉ではなかった。
「今月中にもう1千万円欲しい」
広告予算がどんなに削られても、営業プランは用意周到に立てられ実行部隊は売 上目標に向かって行動する。営業プランは部隊の戦力分析も行っている(はず)から目標に届かなければプランそのものに不備があったと認めるしかない。しかし、目標を達成した場合はそれ以上の上乗せをできないのが普通だ。何も素材やバックアップがなく数字だけを求められても結果は伴うはずがない。
売り上げは追いかけるものではなく、仕掛けるものである。
その会社はそれほど追い込まれていたと言えばそれまでだがその体験は貴重な財産になっている。数字(売上げ)には換算できない私の財産だ。