老人パワー | ちょっち、「代表取締まられ役」が考えたこと。

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いつも行くコンビニに、お婆さんがレジに立っていた。ついにフリーターの領域に高齢者が侵食し始めたのかと今後の老齢化社会を憂いている内にお婆さんはてきぱきと商品をバーコードで読み取り、ビニール袋に入れた。

「ありがとうございます。お会計は756円です」とハキハキとした声。「1万円からで」と渡せば、お釣りの千円札をパシッ、パシッ、と数えて「はいっ。先に9千円です。お確かめください」

なんとも手際がいい。買い物をしてこんなんに気持ちいいのはどれくらいぶりだろうか。

でも、私は知っている。そのお婆さんはこのコンビニのオーナー家族なのだ。それが分かったのは、レシートに証拠があったのである。サンクスという大きな文字の下に小さな文字で有限会社○○酒店とある。おばあさんの制服の名札にはひらがなで○○○○。

コンビニに限らずファストフードのアルバイト店員の顧客対応は目に余る。しかし彼らはマニュアルに従っているだけだ。原因はマニュアルを作った本部にある。私は、コンビニやファストフードの本部に顧客対応専門にひと昔前に商売をしていたお爺さんやお婆さんを高給で雇うアイデアを提案する。