JR新宿駅から
三角ビル
までの道すがら、男の子がピョンピョン飛び跳ねていた。はああ、路面の模様の色に合わせて前に進んでいるんだな、と分かった。「それ行け、次は右斜めだ」と心で応援していたら、その男の子は遊びを止め、急に後ろに向かって走り出した。そして母親であろう女性の手を握って引っ張った。それから今度はそのまま前に走り出した。向かう先には前方を歩いていた父親であろう男性がいた。
右手に母親、左手に父親。男の子は両親 に身を任せ真ん中で宙ぶらりんになった。「重~い」という母親の声に男の子と父親は笑った。
バラバラだった家族がほんの数十秒後、みんなで幸せそうだったよ。