あの人
先日の文章で下世話なことを思い出した。
十数年前の大昔、海外で東洋人らしき女性の後姿を見て、日本人か否かを見分けることができた。シャツから透けて見えるブラジャーの紐が細ければ日本人だった。間もなく、その見分け方は廃れた。次のバブル期における見分け方は目を凝らす必要がなかった。二人連れの女性がブランド品の紙袋をもっていたら間違いなく日本人だった。
5年ほど前の中昔、ニューヨークの横断歩道で赤信号を待っていた時、日本語が耳に入ってきた。横を見ると二人連れの女性。
「地下鉄の駅はどっちなんだろう? ねっ、あの人(私のこと)さー、日本人かなー?」
「違うんじゃない」
もちろん私は知らん振りしましたよ。
十数年前の大昔、海外で東洋人らしき女性の後姿を見て、日本人か否かを見分けることができた。シャツから透けて見えるブラジャーの紐が細ければ日本人だった。間もなく、その見分け方は廃れた。次のバブル期における見分け方は目を凝らす必要がなかった。二人連れの女性がブランド品の紙袋をもっていたら間違いなく日本人だった。
5年ほど前の中昔、ニューヨークの横断歩道で赤信号を待っていた時、日本語が耳に入ってきた。横を見ると二人連れの女性。
「地下鉄の駅はどっちなんだろう? ねっ、あの人(私のこと)さー、日本人かなー?」
「違うんじゃない」
もちろん私は知らん振りしましたよ。