破綻したプロジェクトに参加した時 | ちょっち、「代表取締まられ役」が考えたこと。

破綻したプロジェクトに参加した時

立花隆氏の「アポロ13号」という本にアメリカがなぜ巨大プロジェクトを成功させることができるのか、という内容があった。規格を整えチームに割り振る。規格内であればそれぞれ裁量が与えられており、とにかく各チームが持つゴールに向かって仕事をする。最終的に組み合わせれば巨大なプロジェクトが成立する。という内容だったと思う。

仕事柄ITエンジニアの方にお会いする機会が多い。ソフトウェア開発におけるほとんどのプロジェクトは破綻しているのではないかと思う。

まず、規格(要件定義)そのものに問題があるにも関わらず、各プロジェクトチームに割り振る。間違ったゴールに向かっているから途中でほころびが出る。故に再調整。さらに再調整。しかし、再調整されないのは納期。

すべてを仕切れる立場にあれば破綻プロジェクトの責任はその人にある。しかし、多くの人は残念ながら破綻プロジェクトに参加せざるを得ない立場にある。ここは勉強と思って事の一端をすべて将来に備えて覚えていただきたい。反面教師だらけの状況に立ち会えることは大きなチャンスだと私は思う。

先日、読者になってくれたDotforwardのプロマネブログさんはプロジェクトを効率化されることを真剣に検討し、実行しているようだ。Dotforwardのプロマネブログさんのプロジェクトに参加されているエンジニアは幸せ者だと思います。

■Dotforwardのプロマネブログさん
http://dotforward.ameblo.jp/