先日、TVで観たTED。
Guy Winch という心理学者のプレゼンが印象的でしたので、ご紹介します。
心のケアについてのプレゼンです。
Guy Winch曰く、「人間は心のケアより、体のケアを優先しがち」だそうです。
それどころか、心に出来た傷は、自分自身で悪化させてしまうことがあるというのです。
それがRumination(反芻すること)
自分のやってしまった失敗や、そのせいで恥をかいたこと、他者に拒絶されたこと(失恋など)のシーンを何度も何度も頭の中で繰り返し再生してしまうことです。
これが、人が最も陥りがちな 心にとって一番の悪習慣なのだとか。(うつ病なども、最初はコレがきっかけだったりするようです。)
誰かに言われたわけでもないのに、自分の中で思い込んで「私ってどうしようもない!ダメなやつ!」って自分自身で心の傷をより深くしてしまう行為なのですね。
体に切り傷を負ったときに、「さぁ、もっと傷をひどくしてやろう!」って棒か何かでグリグリ傷を広げる人はいませんよね。なのに、心には 簡単にそういうことをしてしまうのが人間であり、そしてそのRuminationの欲求は、とーっても強いらしいのです。
そのRuminationを断ち切ることが、心の健康にはとても大切なのだそう。
そのために何ができるのか、研究で明らかになっているらしいんですね、、、。
それは
2分間、全然関係のないことをする。
だそうです。
例えば、、、。
●携帯ゲームをする
●スポーツをする
●映画を観る
●スーパーの商品の陳列を思い出す など
だそうです。
最後の「スーパーの陳列を思い出す」というのだけが 「???」なのですが(笑)
要は、本題と全く関係のないことを、意識的に思い出したりすることでRuminationを断ち切れるということなのでしょう。
これ、知っているのと知らないのとでは大違いだと思いませんか?
そして私は気づいたのです。
意識的に2分間を作り出せなかった時に、周囲の人が「私にとっての2分間」を与えてくれたことが沢山、沢山あるのです。
落ち込んでいた時に、友人からプレゼントが届いたことがありました。
当初ガックリと肩を落としていた私は、このプレゼントが届いたことですっかり元気に戻りました。
まさに2分間、全然違う嬉しいことを(プレゼント開封と歓喜)したことでRumination に陥らずに済んだわけです。Kちゃん改めてありがとう!
先日、娘が作ったスターウォーズすごろく
ゲームの勝敗に関係ない あの「髪型ゾーン」も、もしかしたら 私をRumination から救ってくれる2分間になっていたかもしれません。
ちなみに今夜のすごろくでは、髪型変えました。
チューバッカが
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◼️荒井良二 作
◼️ 偕成社
荒井良二さん大好き♡になっている私ですが、この絵本は全くスッと入ってきませんでした。
「きょうはそらにまるいつき」が好きな嗜好のまま、たいようオルガンを開くと 完全に荒井良二さんに置いてけぼりにされてしまったのです。
どこまでも私を弄ぶ荒井良二さん。(パスカルより気持ち悪い表現 笑)
で、改めてひとつひとつの絵を丁寧に観ながら読むと、自分の子どもの描いた絵を探して眺めるような何とも愛おしい気持ちになりました。
ハートの薄汚れた私にとっては、今はこれが限界なのでしょう。
敢えて子どもの世界に飛び込むようなこの絵本。Rumination を断ち切るのにも おすすめです。
あとはTEDつながりで、こんなふざけた動画を観るのもいいかもしれませんね。↓
自分で意識的に2分間を作り出したり
素敵な誰かに2分間を与えてもらったり
今度は自分が誰かのに2分間になったり
そうやって生きていくと、日常はちょっと素敵になる気がします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。