息子が生まれた時、すでに上のお姉ちゃん達の玩具が沢山ありました。


あえて玩具を追加購入する必要はありませんでしたが、そういえば積み木は無かったなぁと思い、息子用の素敵な積み木を探すようになりました。

 

色々な積み木があるなかで、とある百貨店で私の心を射抜いたのがこちらの積み木です。

 

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箱のサイズ(これが基本料金になります)を決めたら、あとは沢山ある中から自分で積み木を選べるのです。


それぞれの形につき色違いや、木の種類違いがあり、箱詰めのバリエーションは無限大!パーツや木の種類によって値段が変わってきますがコレで1万円弱だったかな。


木によって香りや重量感が違うのです。子どもがその違いを肌で感じながら遊べます。


有料で積み木に文字の刻印をしていただけます。名入れも出来ますので出産祝いにも喜ばれるでしょう。


一つ一つの積み木を選ぶ作業は購入者のオリジナリティが添えられますから、特別なプレゼントになりそうですね。


私は、これぞ本物!と大満足でした。


息子は、この積み木でよく遊びますが箱を開けるたびに檜のいい香りがします。手に馴染む木の温かみが魅力です。


、、、、。


ところが、昨日無印良品で面白い積み木を見つけてしまったのです。

9種のこっぱの積み木

という商品です。

 ↓無印良品公式ホームページ こっぱの積み木

製造工程もこちらに載っています。

http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549337643956?searchno=1

 

まな板などの端材を使って作られた積み木です。百貨店のものとは、そもそもコンセプトが違いますが、同じようにいくつかの種類の木の積み木が入っています。


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実際に商品を見てみると、角にサンドペーパーをかけてあるのですが、先の積み木の均一な美しさは無く、言葉は悪いですが少々雑な仕上がりなんですね。😅


でも眺めて、触ってみると、、、そう、、、、😳本物なのです。


木をぶつ切りして表面を滑らかにしただけの積み木も入っていて、木の表面(皮)の手触りも味わえてしまう!これがどんぐりを集めて森で遊んだ時なんかを思い起こさせる手触りなのです。


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先のカスタムできる百貨店の積み木と比較すると、雑な感じは否めませんが、触った感触や不揃いな感じは、本物の木の温もりそのものなのです。


何だろう、、、この落ち着く感じ。並べるだけで可愛い感じ。


本物志向で積み木を選択するならば


プラスチック積み木  <  百貨店カスタム積み木           


<無印良品 こっぱのつみき


の順で本物感が増していく気がしました。


そして、これを突き詰めていくと、、、。



公園帰りに必ず子ども達が持って帰ってくる小さな枝や、石、、、。そこに到達する、、、と笑

😳😳😳


なるほど。


1人、無印良品こっぱのつみきの前で頷いてしまいました。笑


どんなに洗練されたモノでも、無駄な部分をどんどん削ぎ落としていけば、1番自然な形に戻っていく、、、。


というメッセージが私の身体を突き抜けて行ったような感覚。


そしてそこは、「無印良品 こっぱのつみき前〜 (バス運転手さん調)」


だからと言って、積み木なんて要らないじゃん!枝や石で遊んでりゃそれが1番!とまでは思いません。

人間には「趣きを感じて味わう」という心がありますから。

木の職人技の質の高さを味わう、プラスチックのカラフルな玩具の色彩、艶感を味わうといった感情は、人間らしい欲求のようにも思えるからです。


大切なのは、誰もが自分の価値観で選んでいいということです。

そして、愛しいのは人間。笑

本物志向を装っても、本当に落ちている枝だけだったら寂しさを感じてしまったり。

洗練されたモノに憧れては、同時に自然の良さも味わいたくなったり。


ややこしい生き物です。


類人猿が見たら「嗚呼、面倒な生き物!」ってため息をつくかも知れませんね。


でも、大切なことに気づかせてくれた「こっぱのつみき」あなどれません!笑