うまくいかない人間関係は愛の偏りが原因です | Tiny Tweaks can lead to Big Changes

うまくいかない人間関係は愛の偏りが原因です

うまくいかない人間関係は「愛の偏り」が原因です/廣済堂出版

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うまくいかない人間関係は
「愛の偏り」が原因です
 矢野惣一著

人間関係の改善については
多くの解決策が示されています

ある人は言います
人間関係を良くするには
もっと相手の立場にたって考える

また、ある人は
そんなに頑張らずに
自分自身をねぎらってあげれば良い
と言ったりします

それでもなお
人間関係についての悩みが
絶えないのはなぜでしょうか

著者は人間関係の本質は愛であるとし
その愛を次の3つに定義しています。

1. 人から愛されたい
2. 自分を愛したい
3. 人を愛したい


そしてこれらは
バランスよく循環することが
必要です

何らかの理由で何かの愛に
欠乏を感じると

1. だれも私を愛してくれない
2. 自分に自信が持てない
3. 私は誰の役にもたっていない

という気持ちになり
足りないものを追い求めすぎると
バランスが崩れ
うまく循環しなくなります

どれだけ、栄養の高いものを食べても
食生活のバランスが悪ければ、
健康になるどころか
かえって病気になるように

人間関係には
愛がバランスよく
循環してゆくことが必要です。

人から愛を<受け取る>
    ↓
受け取った愛でさらに自分を愛する
<自己増幅>
    ↓
増幅した愛を人に<与える>
    ↓
与えた愛がかえってきて<受け取る>


愛は与えることが大事と聞いて
ひたすら与え続けても
うまく循環しなければ
かえって事態は悪くなります。

これらを解決する方法はいくつか
ありますが

大事なことは
人間関係で悩む時には
未完了の想いというものがあり
それを明らかにすることです

Feel:誰にどんな気持ちかわかって欲しい
Do:誰にどうして欲しい
Be:誰とどうなりたい

こちらが愛しても
相手から愛されないというのは
とてもつらいことです

例えば、思春期の子供などは
親がいくら愛しても
その想いが通じない事も
少なくないと思います。

そんな時に
ただ漠然といいようの無い気持ちに
もんもんと悩むだけではなく
親としてどんな気持ちでいるのか
子どもにどうしてほしいのか
どんな親子関係を築きたいのかを考え
可能であれば
それを子どもに伝えてみる

一回でうまくゆくとは限りませんが
そういったことをしてみることが
愛の循環をよくすることに
つながります。

私自身
部下と普段はそんなに話を
しませんが

評価面接の時などに
部下に対する自分の評価
部下にどうなって欲しいか
というような話をすることがあります

部下はどう思っているかわかりませんが
少なくとも
そういった話をする前と後では
明らかに関係は良くなっていることが
わかります。

人間関係が悪くなると
どんどん会話が減ってゆきます

おもいきって
自分の考えている事を
言ってみることは大事だと思いますが
何も考えずに言うと
ただの感情論になって喧嘩になります。

Feel・Do・Beを考え抜くということは
良くも悪くも
相手の事を本気で考えているということ

結局は、それが相手の理解にもつながる
と思います。

なかなか考えさせられる本でした